沖縄よ! 群星むりぶし日記

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れいわ新選組が躍進するためにはどうすればいいか

国政選挙におけるれいわ新選組の得票数は以下の通り。

2019参議院選:228万票:2議席

2021衆議院選:221万票:3議席

2022参議院選:231万票:3議席

上の表からはっきり分かることは、得票数があまり伸びていないということ。この数字はれいわ新選組の支持者にとっては意外に思われるかも知れないが事実である。

3回の選挙とも魅力的で立派な候補者を投入しながら肝心の票が伸び悩んでいる。掲げる政策は他のどの党よりも具体的で素晴らしい経済政策を打ち出している。積極財政で誰一人取り残さない社会をつくる、何があっても心配するな、そんな国をあなたと作りたい、という鮮烈なメッセージは人々の心を鷲掴みにして離さない。

山本代表と各候補者が懸命に訴え、ボランティアがどんなに熱心に支えても、肝心の票数が伸びていかない。その原因は一体どこにあるのだろうか?

戦略上の間違い。これしか考えられない。3年前に党を立ち上げた時、山本代表は地方組織は作らない、地方議員を選出する選挙に立候補者はたてない、と言っていたのだ。しかし、この方針は間違いだったことが、この3年間で証明されたように思う。

国会議員を増やすためには、全国各地の地方自治体に所属議員を持つことは非常に大事なことで、その立派な見本が自民党であり、公明党である。自民党は戦後一貫して全国各地に地方議員を擁立して支部を設立してきた。その規模は他党の追随を許さないものがある。

創価学会を支持母体とする公明党も各地に多くの地方議員を抱える。自民党公明党が選挙に強いのは、地方組織の基盤がしっかりしているからだ。躍進中の維新も然り。全国規模では伸び悩んでいるが、大阪で圧倒的強さを誇るのは、大阪各地の議会で多くの議員を誕生させたからである。維新の躍進の源はそこにあると言っても過言ではない。

となると、れいわ新選組がこれから取り組まなければならないことは自ずから明らかとなる。来年春に予定される統一地方選挙にできるだけ多くの立候補者を擁立することだ。この選挙を起点にして全国各地に支部を設立する。そして各支部にれいわ新選組の旗を翻す。これだけで大きな宣伝効果になる。

一朝一夕にできることではないだろうが、絶対に取り組まなければならない戦略の一つとして、長期的視野に立って臨んでもらいたい。

今までのれいわ新選組の選挙のやり方は、空中戦の様相を呈していたように思う。街宣活動にどれだけ人が集まってもやはり限界がある。テレビの日曜討論で目が覚めるような発言をしても、所詮数の多い政党に忖度した番組で、その効果は期待したほどではない。

この3年間ではっきりしてきた限界を打ち破るためには、これまでの単独空中戦から、それに付け加える形で、地道な地上戦を強化するべきである。全国各地に地方議員を誕生させて足腰を強くする。そうすることで、れいわ新選組の政治が市民により近くなる。

そうやって地方議員が増えれば、国政選挙にも影響を及ぼすのは確実だ。国会議員と地方議員の相乗効果を最大化する。れいわ新選組がこれから躍進するためには、この戦略は絶対に欠かせないと思うがいかがだろうか?

幸いなことに、ホームページには自治体選挙の候補者公募のサイトが開設されている。

サイトはこちら=https://sanin2022.reiwa-shinsengumi.com/local_gov_election

やはり執行部には、このままではいけないという反省と自覚の念が働いたものと思われる。大変いいことで、むしろ遅いくらいだ。

ぼくも、もう少し歳が若ければ手を上げるのにやぶさかではないが、如何せん隠居の身だ、やれることは限られている。気が向いた時のポスター貼りと、選挙の時に少額を寄付すること、そして電話掛けぐらいである。

だから多くの若い人に是非応募して欲しい。地元沖縄からも多くの若人が応募してもらいたい。近い将来、全島の各市議会、県議会にれいわ新選組所属の議員の姿を見ることができたらどんなに嬉しいことか!