沖縄よ! 群星むりぶし日記

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無惨なり野党共闘惨敗!

衆議院選挙結果は以下の通り。投票率は55.93%

自民党   :261(276) 

公明党   : 32( 29) 与党 :293(305)

立憲民主党 : 96(109)

共産党   : 10( 12)

日本維新の会: 41( 11)

国民民主党 : 11(  8)

れいわ新選組:  3(  1)!

社民党   :  1(  1)

無所属   : 10( 12) 野党他:172(156)  *括弧内は選挙前勢力

昨日夜9時頃から各テレビ局の選挙報道を見た。大方のマスコミの予想は外れて自公の勝利が確定的だと言うことが、すでに数字の上に表れていた。

野党共闘が唱える政権交代どころか、与野党伯仲からも程遠い数字だ。この様子だと開票が進むにつれて差はますます広がるだろうと予想された。野党共闘が大負けすることは初めから分かっていたので、ぼくの視線はれいわに釘付けになっていた。れいわが何議席取るかが1番の関心事だからだ。れいわ、社民、N党が0で綺麗に並んでいる。

一時間が過ぎ、二時間が過ぎ、三時間が過ぎた、、、。他党の数字は増えていくのに3党だけは0のまま。一抹の不安が脳裏をよぎった。山本太郎が落選する可能性だって当然ありうる。テレビを離れてれいわ新選組のホームページを覗いて見た。山本代表が記者会見している動画がLIVE配信されている。暫くそのまま見ていた。

しかし、それでもやはり当確の知らせは入ってこない。いよいよ胸騒ぎがしてきたが、山本代表から悲壮感は漂ってこない。明朗闊達というリーダーに不可欠な資質を、この人は難なく身にまとっているようだ。

午前1時。11月1日。当確の声がかからないまま、朝の最終結果を待つことにして、LIVE配信はお開きになった。気疲れもあって、そのまま眠りに入った。熟睡できず夢現の状態で、山本太郎当選の声が聞こえる。渡辺てるこも当選。二人当選したぞ、スゴイ!

一方で、喜ぶ自分とは別の声が聞こえる。嘘だよ、誰も当選していないよ。うつらうつらの状態で目が細く開く。テレビは消えている。ベッドの上部に吊ったiPadも消えている。

やはり夢だったのだと失念しつつ深い眠りに落ちた。目が覚めたのは6時半。すぐNHKをつけた。しょぼしょぼする目で画面をじっと見つめる。ぼやけてよく見えない。何度も目をパチパチする。少しづつはっきりしてくる。れいわの方に視線を合わす。れいわ3!

うわっやった!やった!夢にまで見た最低限3という数字。何度も目をパチパチさせて現実であることを確かめる。間違いない、現実だ!感動に打ち震える。これでNHK日曜討論に山本代表を呼ばないわけには行かなくなる。参議院2名、衆議院3名、合計5名。NHKは総勢5人以上の政党でないと日曜討論には呼ばないと勝手にルールを決めている。これで今回の3人の当選の意義がどれほど大きいか理解できるだろう。

        山本太郎 たがや亮 大石あきこ

日本の政治史上初めて市民が手作りで送り出した国会議員3名。これで市民政党「れいわ新選組」は国会の中に揺るぎない確かな足場を築くことができた。まだまだ少数ではあるが、秘めた可能性は既成政党を遥かに凌ぐものがある。

れいわ新選組にあって既成政党にないもの、それは有権者と議員の距離感だ。既成政党の議員諸君は選挙の時だけ有権者に近づくが、当選してしまえば霞の彼方へと消えていく。

れいわ新選組は、山本代表が日々の行動で示しているように、有権者(市民)と直接対話を交わすことを基本にしている。その姿勢は選挙期間であるなしに関係ない。できるだけオープンに政治情報を有権者(市民)に開示して真実を知ってもらう。真実を公に曝け出して、有権者(市民)にその良し悪しを判断してもらう。直接対話形式を実践することで生まれる本来あるべき民主主義の姿がここにはある。

この民主主義の磁場を率先して形成すること。これが自分達の義務だと彼らは確信しているのだ。山本太郎は無論のこと、大石あきこの動画を何度も見てきた人間だからこそ自信を持ってそう判定できるのである。

れいわ新選組は全く新しい政治運動体だ。この動きが広がれば広がるほど既成政党は自分達の古い姿を見て愕然とするに違いない。そして保身のために寄ってたかってれいわ新選組を潰しにかかるだろう。今回の野党共闘枝野幸男立憲民主党代表は見事にそれを実行してみせた。東京8区がその良い例だ。

枝野の嫌がらせにも屈せず、山本代表はこれ以上ないと思われる目を見張るような最良の行動をとった。効果的面。お陰で吉田晴美は石原伸晃を破って当選を果たすことができた。山本代表の行動が雨を降らせて地を固めたのだ。一議席増やすことができて良かったね枝野君。

しかし、選挙前より13議席も減らしたのはどう説明するのだろうか。

立憲の枝野だけではない。既成政党は全てれいわ新選組の本気度を恐れている。政治の世界で真実を語るのは一種のタブーだ。自党に都合の悪いことはできるだけ蓋をしておきたい。それに反して、れいわ新選組は真実だけを語ることを使命にしている。

真実を語るだと、生意気な。小さいうちに芽を潰しておけ。既成政党の本当の敵はれいわ新選組だ。5議席となった今、これから本当の正念場がやってくるだろう。

腐りに腐り切った自公政権と流動化する野党の中にあって唯一希望の光を放つ「れいわ新選組」。この小さくはあるが強烈な光を消されてたまるか。