来る衆議院選挙で、れいわ新選組は沖縄4区に山川仁(48)を擁立することを決めた。昨日、山本太郎代表と山川氏が揃って県庁で記者会見を開き、正式に公認を表明した。
結論を先に言うと、前途多難である。当選は非常に厳しいだろう。現在4区には自民党公認の西銘恒三郎がいる。6期目で選挙に強い。現況を考えると、どう見ても山川氏には不利である。
しかし、それでもれいわ新選組が敢えて独自候補を沖縄県に擁立した意義は非常に大きなものがあると捉えたい。ぼくはこの日を待ち望んでいたくらいで、むしろ予想よりも早すぎたことに驚いているほどだ。厳しい状況であるにもかかわらず、果敢に挑戦するれいわ新選組の勇気ある姿勢に熱い拍手を送りたい。
山川氏の兄泰博氏が維新の会から立候補を予定しているらしいことも懸念材料の一つではあるが、相手は腐敗政党自民党と、さらにその上を行く米国由来の新自由主義政党維新の会であることを考えると、4区を選択したれいわ新選組の慧眼をこそ称賛すべきだろう。
問題はオール沖縄勢がどう動くか、だ。れいわ新選組の山川氏の推薦に回ればしめたものである。まだ先の話で不確定要素はあるが、山川氏本人とれいわ新選組が一体となってオール沖縄勢を説得してもらいたい。交渉がうまく運べば、西銘恒三郎に肉薄する芽が出る可能性も強くなる。
いずれにしても、来る衆議院選挙でれいわ新選組が沖縄県に独自候補を出した意義は大きく、れいわ新選組の宣伝にも大きく貢献することだろう。
残念なことにぼくの選挙区は1区なので、山川氏に投票することはできないが、当然比例はれいわに入れることは決まっている。前回もそうした。山川氏が比例復活する可能性だってあり得る。
今の腐って澱み切った政治に新風を吹き込む。れいわ新選組はその期待に応えてくれる一番手である。