アメリカンドリームを目指す違法移民の実態を伝える貴重な動画
世界を旅するユーチューバーBAPPA SHOTA (翔太)が注目すべき動画を配信してくれた。その動画でSHOTAは、今大きな問題になっているアメリカの違法移民達と実際に行動をともにしながら、その実態をありのままに伝えている。マスコミでは報道されることのない非常に貴重な映像である。
何百キロにも及ぶ道のりを、徒歩でアメリカ国境に向かわせる動機は一体なんだろうか?しかも途中でカルテル(ギャング組織)に襲われて金品を剥奪される危険を冒してまで?事実、メキシコに入る時点で一文なしになった人々をSHOTAは何人も取材している。
途中、ジャングルで命果てる者、カルテルに殺される者も多い。そんな危険を冒してまでアメリカを目指すのは、自国政府の残虐性から逃れるためらしい。自国に留まれば希望のない生活を強いられる。だから自由で豊かな国アメリカで働いて稼いだ金を、国に残した家族に送金する。それが彼等の主な動機である。それを知ると、あまりにも悲惨過ぎて悲しくなる。悪政は国民から希望を奪い、絶望の淵へと追いやるだけだ。中南米は悪政が蔓延っている。
では、自由で豊かな国アメリカに入国できたら、彼等の夢は叶えられるだろうか?バイデン政権は政権発足以来、無制限に違法移民を受け入れた。その目的はいろいろな説があるが、違法移民に対する同情からではない。安い賃金の過酷な労働、最底辺部の仕事を彼等に担ってもらう、という資本の論理が働いているからに過ぎない。
正規の手続きを経ない違法入国者が、まともな仕事に在り付けないことは常識だろう。そんなことは承知の上で、違法移民を無制限に受け入れるバイデン政権の罪は余りにも大きすぎる。この政策が間違っていることは、ホームレスの増加、犯罪の増加が証明している。今のアメリカは自由で豊かなかつてのアメリカではもはやない。大都市にホームレスが溢れ、万引きが常態化する今の犯罪大国アメリカにアメリカンドリームなどもはや存在しない。
それでもアメリカを目指す違法移民達の国の政治が良くならない限り、そして米政府がまともな移民政策を取らない限り、違法移民問題は解決しないだろう。状況次第ではますます悪化して、内戦が起きる可能性すらある。そうなった時、対米従属の自民党政権はどうするのだろうか?