沖縄よ! 群星むりぶし日記

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衆議院議員を辞職して参議院選に出る?捨身の戦略家・山本太郎

山本太郎が議員を辞職するんだって?いったい何があったんだ?大石あきこ議員のツイートを見て、最初に覚えた感想である。そのツイートには、辞職の理由は書かれていなかった。記者会見の時間だけが書かれていた。

早速、記者会見の様子をYouTubeで見た。山本代表の説明を聞いているうちに、驚きと疑念の感情は消え、次第に歓喜と称賛の念に変わり、思わず一人で唸ってしまった。山本太郎という男は、なんたる戦略家だろうか!

記者会見の内容を要約すると

  • 衆議院議員の辞職願いを提出、数日内に正式に辞職が決定。そして参議院選挙に出馬
  • 議員辞職によって、比例東京ブロックくしぶち万理が繰り上がり、衆議院議員となり、現5議席は維持される
  • 今年の参議院選が終わった後、次の衆議院選まで最大3年間は国政選挙のない空白期間が生じる
  • 6月の参議院選で、残念ながら野党勢力の躍進は見込めない、となると空白の3年間で現政権のさらなる暴走が予想される
  • 例えば、消費税増税社会保険料の値上げ、更なる不安定雇用の加速、グローバル企業のための更なる貿易の自由化、憲法改悪、近隣諸国に対する好戦的外交、東アジアの不安定化など
  • 空白の3年間で与党側にすり寄る野党が増え、大政翼賛状態の国会になる恐れがある
  • この政治的空白期間に備えるために、永田町の空気を読まない勢力、同調圧力に屈しない勢力、れいわ新選組を急いで拡大する必要がある
  • 勢力拡大のための議員辞職であり、参議院選出馬である

おおむね、以上の通りだが、記者会見を見ながら、山本代表のただならぬ責任感がひしひしと迫ってくるのを感じた。やはり、山本太郎という男は並の政治家ではないなと痛感した。

並の政治家なら、苦労して獲得した議席を自らたやすく手放すようなことは決してしない。与野党を問わず、ほとんどの政治家は保身こそが最大の関心事なのだ。社会を良くし、国民を豊かにするのは二の次である。だから議席を失うことが何よりも恐ろしいのだ。

しかも、今回、山本太郎は比例ではなく、選挙区から出馬するという。あえて落選のリスクを取ったのは、全立候補者の当選確率を少しでも上げたいという緻密な計算が働いたからである。彼に私利私欲は全く見られない。

山本代表は、本気で今の不条理で理不尽な世の中を変えようと思っている。3年前、れいわ新選組を一人で立ち上げた時から、彼の信念は一ミリもずれていない。

だからこそ、捨て身の覚悟で思い切った行動が取れるのだ。山本代表の勇気ある思い切った行動は、れいわ新選組全員に伝播して、いい意味で全スタッフを奮い立たせることだろう。