沖縄よ! 群星むりぶし日記

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ジョン・ミアシャイマー教授「ウクライナ戦争を起こした責任はアメリカにある!」

3月3日配信の動画で、シカゴ大学のジョン・ミアシャイマー教授は、現在起きているウクライナ戦争を分析して「ウクライナ戦争を起こした責任はアメリカにある」と明確に結論づけました。

談話の中で特に重要と思われる最終部分を紹介したくて、動画を止めながら言葉を書き進める、という作業を続けました。大変手間のかかる作業ですが、なんとか最後の一句まで書き留めることができましたので、全文を掲載し、参考に供していただければ幸いです。

一番下に動画を貼り付けましたので、関心のある方はご覧ください。

「したがって、アメリカも西側も、ロシアを追い込むことを目的としたという行動には、細心の注意と自制心を払うことが最重要です。しかし、残念なことに、私には、アメリカと西側が本当にそのような態度を取るかどうかは全くわかりません。

なぜなら、アメリカ対ロシアの戦いにおいて、ここで起こっている状況を見る限り、現段階では、ロシアがアメリカに勝利するだろうと想像できるからです。

今、みなさんは、なぜそんなことが言えるのか、と疑問に思ったことでしょう。このことについて考えるなら、どちらがより強靭な大義を持っているかを考える必要があります。

この状況を本当に心配しているのはロシア人なのか、それともアメリカ人なのか?

アメリカはウクライナがどうなろうと、それほど気にかけていません。アメリカ(バイデン)は、ウクライナのために戦い、兵士を死なせるつもりはないと明言しています。アメリカにとっては、今回の戦争が自国存亡の危機を脅かすことはないので、今回の結果はたいして重要ではないのです。

しかし、ロシアにとって、今回の事態は自国ロシアの存亡の危機であると思っていることは明らかです。両者の決意を比べれば、ロシアに圧倒的に強い大義があるのは、自明の理です。だから両者が今後エスカレーションの梯子を登っていったとしても、私はアメリカではなく、ロシアが勝つと思っています。そして、ロシアの決意のほうがアメリカよりはるかに強いため、ロシアが勝つでしょう。

問題は、この戦争で誰が負けるかです。ロシアがウクライナ戦争に勝つことによって、アメリカが立場的に負けたとしても、アメリカにはたいした問題はないでしょう。この戦争における本当の敗者は、ウクライナだと思います。

そして、ここで起こったことは、アメリカが花で飾られた棺へと誘導して行っただけだと思います。

アメリカは、ウクライナNATOの一員になることを強く勧めてきました。アメリカはウクライナ人をNATOの一員にするよう、懸命に働きかけました。同時にアメリカは、ウクライナをロシア国境の西の防波堤にしようと、懸命に働きかけました。

ロシアが「それは受け入れられない」とはっきり言ったにもかかわらず、アメリカは、棒で熊の目を突いたのです。当然ですが、そんなことをしたら、熊はおそらくアメリカのしたことに微笑んだり笑ったりはしないでしょう。

熊はおそらく反撃に出るでしょう。ここで起きているアメリカとロシアの対立は、まさにそういう点です。そして、その熊はウクライナを引き裂こうとしている。最後に、今回の最も重要な問いかけに戻りましょう。

いったい誰が、今回のウクライナ戦争の責任を負うのでしょうか?

ロシアが責任を負うのか?私は、そうは思いません。ロシアが汚れにまみれた行為をしているのは間違いありません。もちろん、私はその事実を、たいした問題ではない、などと軽んじるつもりは全くありません。

私の考えでは、責任を負うべき者はいったい誰か?という問いです。その答えは非常に簡単です。アメリカです。

 


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