沖縄よ! 群星むりぶし日記

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テレビ局も既成政党も山本太郎れいわ新選組代表を恐れている

昨日、山本太郎れいわ新選組代表は、東京ブロックから単独比例で出馬すると表明した。公示日が3日後に差し迫ったギリギリの状況下では最良の決断だったと思う。

本人は小選挙区から出たかったに違いないが、れいわ新選組の勢力拡大を恐れる他党との調整が難航せざるを得ない以上、山本代表の選択は英断と言えるだろう。

代表自身が述べたように、単独比例なら全国を回って自党候補者の応援に時間を割くことができる。そして何よりも、比例ランク1位に自身を置いたことで、どうしても自分が当選しなければ話にならないとの覚悟を示したのが大きい。

さて、3年前の参議院選挙と違う状況が今回の衆議院選挙で見られるようになった。各テレビ局が、参議院選挙の結果国政政党になったれいわ新選組を討論番組に出演させるようになったのだ。

14日、朝日テレビとTBSが9党の党首を招いて討論番組を流した。しかし中身は散々で、れいわ新選組社民党、N党の少数政党に割り当てられる時間は極めて少なく、他党との不公平感は大きく、特に朝日テレビの進行のやり方はあまりにも酷過ぎた。少数政党をまるで虫けらのように見下している。少数政党でも参加させてやったんだ、と言わんばかりのやり方である。日本のテレビはかくも幼稚かと思うと寒気がするばかりだ。

たとえ少数政党でも国政政党の党首が参加しているのだ、時間配分は平等にするのが当たり前じゃないか。

今日はNHKが9党を招いて日曜討論がなされた。時間配分は14日の民放とほぼ同じだが、山本代表に対して4回、指名があった。山本代表は、先の民放での経験を踏まえて学習したのだろう、これまで主張してきたことを短時間内で要領よくまとめてみせた。

下の動画は山本代表の4回の応答だけを取り上げたもの。


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山本代表の主張は真っ直ぐで具体的だから分かりやすい。真実を数字(データ)で語る姿勢に、自民党公明党は内心冷や汗をかいているに違いない。

山本代表が語り始めると局内に緊張感が走る。彼は本当のことを語るからだ。甘利幹事長は、消費税は全額社会保障に当てられていると述べた。それに対して山本代表は、消費税は一部しか社会保障に使われていない、そのうちの73%は法人税が減税された分の穴埋めに使われていると言って、甘利幹事長の誤りを指摘し、その主張を真っ向から否定した。

それに対して甘利幹事長は反論しなかった。いや出来なかったのだ。立憲民主党共産党、維新の会、国民民主党は消費税5%の減税を主張するが、これは明らかに山本代表のこれまでの主張が影響している。

3年前の参議院選挙以来、ずっと消費税廃止を訴えてきた政党はれいわ新選組だけだった。そして少なくとも消費税5%減税を打ち出さない限り、野党共闘はあり得ないとも主張してきた。長い間消費税減税を口にしなかった枝野幸男立憲民主党代表が渋々5%減税に踏み切ったのは、山本代表の主張を受け入れた証拠である。

これで野党共闘の第一歩を踏み出すことはできたが、それでもぼくは不満だ。野党第一党の党首なら思い切って消費税廃止を訴えて、消費税盲信の自民党と正面衝突すべきだ。そこから生じる衝撃波の威力は計り知れないものがある。自民党を捩じ伏せるほどの威力を発揮することだろう。

山本代表の5%減税はあくまでも野党共闘のための最低ラインの譲歩策にすぎない。彼の本音は完全廃止だ。消費税廃止が野党共闘の共通の旗になれば、間違いなく政権交代が起きる。

自公政権野党共闘が掲げる消費税廃止の旗を最も恐れたはずである。しかし枝野代表の決断は5%止まり。しかも渋々。民主党政権時の10%引き上げを決めたメンツに今もこだわっているのだ。

立憲民主党のこの煮え切らなさを考えると、今回の政権交代はないだろうと、ぼくは見る。与野党伯仲はあり得るかもしれない。岸田政権は命拾いするだろう。しかし政権運営がどうなるかは全く予測できない。

山本太郎は間違いなく国会に戻ってくる。問題は何名の人数が彼に続くかだ。ぼくの直感では山本代表を含めて3人だが、希望としては少なくても5人以上は当選して欲しい。

れいわ新選組が国会で確たる位置を占めるには、まだまだ道のりは長い。現実はそう甘くはない。しかし山本代表が解き放った光は、真実に飢える多くの国民の道標となりつつある。光が広がれば広がるほど、強くなればなるほど、道標の姿は明確になる。

光が射せば闇は消える。大事なことは、既成勢力からどんなに嫌われようとも決して諦めないことだ。真実をして語らしめよ、恐怖せしめよ!