沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

政権交代が起きない大きな二つの理由

自公連立政権対野党共闘の図式で選挙戦が展開されているが、野党共闘が目指す政権交代は起きないだろう。維新の会と国民民主党が共闘に参加していないことの他に、大きな二つの理由があるからだ。

この二つの要因が足枷となって政権交代は起きない。具体的に見てみよう。9月11日付の当ブログで、ぼくは共産党の党綱領を2箇所に絞って批判した。

共産党自衛隊の解消と天皇制の間接的廃止論を党綱領に書き込んでいる。この共産党の見解は現実から大きく乖離している。多くの国民は支持しないだろう。その証拠に共産党議席公明党、維新の会よりも少ない。

しかし、ぼくは共産党を全否定する気はない。他党が見習うべき点を共産党はいくつか持っているからだ。政党助成金を受け取らないこと。道徳的にクリーンである。党綱領の問題の箇所を改訂すればもっと支持は増えるはずなのにもったいない。

政権交代が起きないもう一つの理由。それは野党第一党党首・枝野幸男が冷淡な男であること。東京8区で山本太郎が統一候補に決まっていたのに、枝野幸男は不満を表明し、山本代表は一人で泥を被る形で東京ブロックの比例に回らざるを得なくなった。

これだけでも枝野氏の罪は深いが、23日の選挙イベントで志位和夫委員長と一緒に写真撮影を予定していたのに関わらず、演説を終えるとそのまま立ち去ったらしい。

https://samejimahiroshi.com/politics-edano-20211025/

先に演説を終えた志位委員長を15分も待たせた挙句、予定の写真撮影に応じることなく立ち去っていく枝野幸男。彼の言動を観察すると納得いかない点が多すぎる。

4年前の選挙で希望の党から排除された枝野幸男は、支持者の声に励まされて立憲民主党を立ち上げた。選挙の結果は、希望の党を抑えて野党第一党に収まることができた。

その時味わった苦悩と成功体験のおかげで、枝野氏の自負心が肥大化したのではないか、とぼくは見ている。そして冷淡な性格と相まって過剰なプライドが野党共闘にマイナスに働いているのだ。

今回の選挙で政権交代は起きないだろう。与野党伯仲になるかどうかさえ怪しいくらいだ。腐り切った自公連立政権と政権交代できない野党共闘そんな絶望的な中にあって唯一の希望はれいわ新選組がどれだけ票を伸ばすかだけである。

各種の選挙予測は非常に厳しいが、最低でも3議席は欲しい。「比例はれいわ」ポスター貼りは終わった。今日はチラシ配布に汗をかくつもりだ。