緊縮派議員の落選運動を！とりあえずのターゲットは「稲田朋美」だ。[三橋TV第270回]三橋貴明・高家望愛
２００９年の総選挙で民主党が大勝利して、自民党と公明党は野党に転落した。自民党の政治があまりにも酷すぎて多くの国民が新しい政治を民主党に託した結果だった。
野党時代の３年間、自民党議員は大いに反省し、積極的に経済を学び直す謙虚な姿勢を見せた。中野剛志、藤井聡、三橋貴明、各氏が講師として呼ばれた。３人ともに積極的財政派である。レクチャーを受けた自民党議員は、積極的財政出動を肯定的に受け止めた。
安倍晋三、稲田朋美の姿もその中にあった。そして２０１２年の総選挙で、民主党政治の失敗で自民党は政権を奪還した。大勝利だった。しかし、安倍政権は財務省のプライマリー財政論に縛られて、これまで続いた緊縮財政政策を踏襲したのだった。
中野、藤井、三橋各氏の積極的財政論は、安倍、稲田、他の自民党議員には浸透しなかったのである。だから手のひら返しのような行動が取れたのである。彼らの頭の中は政権取りしか存在しないのだ。何がなんでも政権を取る、政策よりも政権だ！
もしも民主党政権が財務省と徹底抗戦して、積極財政を推し進めていたら、おそらく民主党政権はまだ続いただろう。しかし恐ろしいことに、民主党政権もプライマリー財政論に金縛りの状態だったのだ。これでは政権交代しても意味がない。
結局のところ、与野党を問わず国会議員の大多数は、プライマリー財政論、緊縮財政派なのである。プライマリーバランスを守らないと財政破綻する！
これでは政権交代したところで日本経済が成長軌道に乗るのは無理というものだ。ではどうすれば良いか？
答えは単純明快。三橋氏が言うように、緊縮派議員を落選させれば良いのだ。党派には関係なく、とにかく緊縮派議員には投票しない。安倍晋三、稲田朋美、石原伸晃、甘利明、麻生太郎、野田佳彦、枝野幸男、前原誠司、等々数え切れないくらいいる。公明党と日本維新の会は全議員が緊縮派である。
対する積極財政派は、「れいわ新選組」と「日本の未来を考える勉強会」。この二つの政治勢力がどれだけ拡大するかによって日本の未来像が決まるといっても過言ではない。
ぼくは新選組を応援する立場だが、「日本の未来を考える勉強会」には大いに期待したい気持ちもある。政権党に所属しているからだ。勉強会の勢力が伸びれば、自民党が大きく変わる可能性だってあり得る。三橋氏は今日のブログで次のように書いている。
財政観で政治家を切り分け、与野党問わず、「消費税減税派、財政拡大派には支援の声を届け、緊縮派、減税反対派は容赦なく批判し、緊縮論を口にするのが憚られるほどに攻撃する」
安倍がぞっこんの保守政治家・稲田朋美だろうがリベラルの代表格・枝野幸男だろうが関係ない。緊縮派、減税反対派は容赦なく批判し、緊縮論を口にするのが憚られるほどに攻撃して落選させよう！
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