沖縄よ! 群星むりぶし日記

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国防は大丈夫か、自衛隊のパワハラ体質?

あらゆる組織にとって一番重要な要素は、構成員の人間性である。中でも組織のトップの人間性は、組織の質を左右する上で決定的な要素となる。

上司が人間的に優れていれば、部下は安心して仕事ができるし、いろんな面で励みにもなるだろう。しかし、上司がパワハラ人間だとしたらどうだろうか。職場は地獄になる。

文春オンラインが陸上自衛隊パワハラ陸将補・戒田重雄第一空挺団の第29代空挺団長)について書いている。全文はこちら=https://bunshun.jp/articles/-/39533

ニックネームは、防衛大学校時代から名前をもじって『ハカイダー

任官してからも渡り歩くポストほぼすべてで、誰かを潰したり、人生を歪めさせたりしており、まさに人材を破壊し続けているのです。2018年3月に空挺団長に就任してから10人近くが辞めています。前任者時代の退職者はゼロでした。

こんな性癖の上司だと、約2000人の団員は内心腐っているに違いない。辞めたい気にもなるだろう。

上へのアピールには熱心で、災害時の落木伐採や屋根のブルーシート張りなど第一空挺団の本来業務ではない仕事を命令する。地元住民の方は喜ぶとは思うのですが、その間に部隊は訓練をはじめ、様々な活動に従事できなくなるため、パフォーマンス以外の何者でもありません。しかも土壌の紐の種類やたたみ方と言う無意味な内容まで部下の幹部に命令し、従わないと激怒するので、災害支援にも支障をきたしています。

戒田陸将補は、隊員のプライバシーにも土足で平然と入り込む。部下全員の貯金やローンなど、家計について調査させ書類提出させているのだ。

この無意味な『調査』は通常業務とは別に行われたため、集約に当たった各部隊の指揮官は早朝出勤に加えて、課業後の残業が1日当たり2〜3時間増えました。ひどい時には深夜11時までの勤務や土日出勤も強いられています。空挺部隊本来の訓練もできず、これでは最新鋭部隊に入った甲斐がありません。

自衛隊員は国民の税金で雇われた公務員であり、空挺部隊のトップと言えども、恣意的な命令で無駄な時間とエネルギーを費やして良い理由などあるはずもない。戒田陸将補は、自分に甘く部下に厳しい、組織のトップに相応しくない典型的な人物である。

現在、空挺団の労働環境は劣悪を極めている。隊員は朝7時には出勤し、戒田氏のシゴキに付き合わされ、深夜になっても帰れない。一方で、戒田氏は9時から5時のホワイト出勤をして、土日ものんびりしているというから驚きだ。

もっと酷い証言もある。

長期の海外派遣から帰国した隊員の苦労を労うどころか、派遣期間中に自分が必要とする報告をタイムリーに上げて来なかったことについて数十分間、大勢の前で罵倒しました。過酷な任務を日本のために頑張った隊員に対してはあり得ない対応で、まさかの屈辱を受け、その隊員は悔し涙を流した。

これほどのパワハラが行われている事実に戦慄が走る。災害救助時に見られる自衛隊員の規律ある姿勢に多くの国民が信頼感を寄せてきた。しかし、その裏でトップの心ないパワハラを受けていたとは!

今の状況が蔓延するようなら国防にも支障をきたす恐れがある。戒田氏のようなダメ人間が軍事組織のトップにいると、人心は乱れ国防力は劣化する。防衛省の人事はどのように決められるのだろうか。

防衛省の人事決定プロセスでは、将官に推される人物は「能力人格に優れ」と閣議に諮られるため、深く詮索されることはない。また、入隊まもない時の成績で人事管理上基本となる動機での序列が決まり、よほどのことがない限りひっくり返らない。つまり、初めの段階でいい成績をとり、上司の覚えさえ良ければ一般企業とは比べ物にならないくらいパワハラが温存される組織文化がある。

軍隊は縦割りの特殊な性格を持つ組織体である。規律を守ることが最重要視され、上司の命令は絶対的なものとなる。上司の命令が理不尽なものであっても、なかなか逆らえない仕組みになっている。そんな特殊な組織が上手く機能するための条件は、将官としての適合性を徹底的に調査することである。

軍事官僚の推薦を鵜呑みにするのではなく、河野太郎防衛大臣を中心とする政治家が、シビリアンの立場から徹底的に調査して適合性を判断することである。

現状の人事決定プロセスのままでは、戒田氏のようなダメ将官がいなくなることはないだろう。あろう事か、その戒田氏が人事教育部長に就任するかも知れないという。

もし戒田氏が人事教育部長に就任すれば、パワハラ幹部が出世し、被害者がもみ消される組織となり、陸上自衛隊は戦わずして崩壊してしまう。まさに国防の危機である。

文春オンラインの警告は決して大袈裟ではない。尖閣諸島中国共産党に奪われようとしている今、陸上自衛隊が戦わずして崩壊してしまえば、中国共産党の野望は、戦火を交える事なく、難なく達成されてしまう危険性が大きのである。

 

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