新都心に向かう4番線のバスに乗った。那覇市庁舎を過ぎて国際通りを走り始めた時、両側に並ぶ商店街の様子がおかしいことに気づいた。
シャッターが下りた店舗の数が驚くほど多いのだ。この前通った時と明らかに違う風景に愕然とする。国際通りが突然シャッター通りになった!
と言っても勿論、全店舗のシャッターが下りているわけではない。おそらく全体の数%だろう。しかし、コロナに直撃される前の賑わいを考えると、あまりの激変に茫然自失するしかない。見たことのない光景が広がっている。
コロナ災害で経済が大きく落ち込むことは、多くの報道関係者が指摘してきた。しかし、それでも半ば他人事のような気がしていた。強烈なビンタで一気に目を覚まされた感じだ。
この現実から次のような推測が導き出される。今何とか営業している店舗が、大変厳しい状態に置かれているのは間違いない。このまま現状が続けば、シャッターが下りる店舗はもっともっと増えるだろう。
消費税が10%に上げられた時点で、経済が大きく落ち込むことは、多くの評論家が予想していた。そこに新型コロナの世界的パンデミック。未曾有のさらなる経済危機が予想された。
持続化給付金。国際通りの現状を見ると、全く機能していないことがわかる。手続きが複雑すぎて給付に時間がかかりすぎる。その結果がこの有様だ。
安倍政治は緊急事態に無能であることが証明された。かつての民主党政権を批判する資格さへない。安倍政治がこのまま続くと日本は間違いなく沈没する。
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