れいわ新選組・山本太郎代表が東京都知事選に立候補することを表明した。昨日行われた記者会見で、山本代表は「東京都8つの緊急政策」を提言した。
詳しい内容は、れいわ新選組のホームページをご覧いただきたいが、8つの政策で一番注目すべきは「総額15兆円で、あなたのコロナ損失を徹底的に底上げ」だろう。
確かに15兆円もあれば、都民がコロナ災害で失った分を充分にカバーすることは可能だ。しかし、15兆円もの大金をいったいどこから調達するかが大きな問題である。
東京都は全国一の財務優良自治体だが、9000億を超える基金の大半を、小池知事はコロナ対策で既に使っている。もう東京都に金はないはずだ。では財源をどうする?
都債(地方債)の発行!これが山本代表が導き出した答えである。財務体質が優良であるが故になし得る都債(地方債)の発行。山本代表は、総務省のコントロールの及ばない範囲内で発行できる都債(地方債)はどのくらいか、総務省と何度も綿密なすり合わせをしてきた。
その結果、東京都が自由に使える都債(地方債)は20兆円までは発行可能であることがわかった。それで余裕を持たせつつ総額15兆円として、政策に組み込んだのである。
金の手当てができれば、困窮する人々を救い上げることができる。どんなに理想を語ったところで、必要な金の手当てがなければ絵に描いた餅だ。
権力を手にすることができたら、知事の権限で総額15兆円の都債(地方債)を発行することができる。目の前にあるこのチャンスを生かそう。
野党統一候補の宇都宮氏と票の取り合いになる、との批判を承知の上で、山本代表があえて立候補を表明したのは、この都債(地方債)発行の確信を固めたからである。
れいわ新選組所属の大西つねき氏によると、これほど巨額の都債(地方債)発行を打ち出した都知事はいないという。
勿論、今回の他の立候補者にも一人もいない。山本代表の発想力がいかにずば抜けているかの証明でもある。決断力もある、行動力もある。かつての天才政治家・田中角栄を彷彿とせるような山本太郎。
次の東京の顔は山本太郎だ!
推奨サイト