安倍晋三が高校生の頃、家庭教師を務めたことのある平沢勝栄議員は、安倍晋三はあまりできの良い生徒ではなかった、と感想を述べたことがあった。
恐らく平沢議員の言葉にウソはないだろう。と言うのも、青木理著『安部三代』に描かれた安倍晋三像と完全に符合しているからだ。
凡庸な人間。青木氏は安倍晋三を評して、そう書いている。高校時代、大学時代に凡庸な人間としての素地は出来上がっていた。
政治の世界に入った背景は、偶々、政治家の家系に生まれたからにすぎない。確たる政治的信念があったわけではない。平凡なサラリーマンとして一生を終えるのがふさわしいような人間である。
しかし、人の運命というものは実に不可思議なものである。なんの才能もない凡庸な男が、いくつもの偶然が絡み合った結果、政治権力のトップの座に治ったのである。
なんの才能もないと書いたが、実は彼にはひとつだけ特異な才能らしきものがある、と修正しなければならないのかもしれない。
物事をはぐらかす才能
これだけではない。平然と嘘をついて、羞恥心も罪の意識も感じない、という特異な才能！
恐らく高校時代か、大学時代にはこの才能は、安倍晋三の内部深く浸透して固定化されたものと思われる。これに関連して更にある。人間としての安倍晋三の器だ。
すなわち空虚な器
名付け親は文芸評論家の浜崎洋介氏である。面白いことに、三橋貴明氏がこの空虚な器について解説しているので是非ご覧いただきたい。
三橋氏の分析は見事である。写真入りの図解は分かりやすく、且つ鋭い。大いに参考にさせて頂く。自分で考えない空虚な器・安倍晋三を端的に抉り出している。さすがは分析の天才である。さて、話は替わってNHKによる、今月９日報道の最新世論調査。
安倍内閣を支持する４３％、支持しない４１％！！！
この数字が事実なら、もはやこの国は終わっているのではないか。質疑の本筋をはぐらかし、平然と嘘までつく総理大臣を、我々は国会の質疑応答で、この７年余り、嫌というほど何度も繰り返し見せ続けられてきた。
しかし、にも関わらず支持率が４３％もあるというから驚きである。ここまで恐ろしい現実を突きつけられると、次のように大声で吠えて、自分の心を落ち着かせる他はあるまい。
アホな総理大臣を支持するバカ国民！
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