東京地検特捜部は安倍晋三を不起訴処分にした。悪い方の予想が当たってしまった。国家そのものが衰退に向かってひた走る今の日本人の力量を考えると当然の帰結かも知れない。
国民の大多数は政治に無関心だ。5割近い有権者が投票に行かない。その結果、政治に対する国民の監視は機能せず、政治から緊張感が失われる。行き着く先は政治の腐敗だ。
7年8ヶ月に及ぶ安倍政権で、国民はすっかり、嘘に慣れっこになってしまった。安倍晋三がどんなに嘘をつこうとも、票は政権与党に流れた。嘘の免罪。かつて武士道という世界が刮目した高い道徳心は跡形もなく、この国から完全に姿を消した。
このまま行けば、日本国はますます廃れていくことだろう。安倍晋三の不起訴処分はその一つの証明であり、軽い警鐘にしか過ぎないのだ。国の道徳が廃れば、当然司法も衰退する。
もはや安倍晋三には少しも興味はないが、ここで彼の業績とやらを簡単に振り返ってみるのも無意味ではないだろう。
「戦後レジームからの脱却」「この内閣で北方領土問題の決着をつける」「この内閣で拉致被害者を取り戻す」
すべて大風呂敷で嘘の塊。実際は戦後レジームの完成であり、北方領土を永遠に遠ざけ、拉致被害者は一人も帰ってこなかった。これが安倍晋三が7年8ヶ月の間に残した実績である。
まだある。肝煎のアベノミクスの失敗。7年8ヶ月の間、日本は経済成長せず。デフレスパイラルの中、2度も消費税を上げた頓馬な政治家。新自由主義を支える数々の悪法、安保法制(憲法違反)、IR(カジノ法)、水道民営化法、入管法改正、等。
そして真面目な財務省職員を自殺に追いやった公文書の捏造、隠避、廃棄処分。
「桜を見る会」を私物化して支持者を招待し、税金で接待(寄付行為にあたり公職選挙法違反)、前夜祭では会費の不足分を補填(収支報告書不記載のため政治資金規正法違反)。
以上、ざっと振り返るだけでも、よくもこれだけ日本国をズタズタにする悪行を成し遂げたものだと、あらためて驚きを禁じえない。
戦後最悪の売国奴政治家・安倍晋三よ、猛省して、この際潔く政治家を辞めたらどうだ!
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