沖縄よ! 群星むりぶし日記

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戦後最悪の総理大臣:岸田文雄

ぼくにとって戦後最悪の総理大臣は、これまでのところ安倍晋三だった。過去このブログで何度もそう述べて激しく批判してきた。このことに関して少しも後悔はしていないし間違っていなかったと思っている。

しかし、戦後最悪の総理大臣となると、ぼくの中で入れ替わりが生じて、岸田文雄が栄光の座を占めることになった。総理大臣に就任して約2年半、総合的に評価した結果そうなった。岸田文雄は戦後最悪の総理大臣である。信念を持ってそう判定する。

判定の一つの基準として対米姿勢を考えてみたい。2014年、ロシアがクリミアを併合した時、アメリカはロシアに対して経済制裁をかけた。そんな状況下で、安倍首相はプーチン大統領と会見するためロシアを訪問する予定だった。それに対してオバマ大統領から待ったがかかった。行くなと言う電話が入る。ロシアとは北方領土問題があり、予定を変えるつもりはない、と安倍首相はオバマ大統領の要求を拒否。オバマ大統領はなにも言わず電話を切ったという。この話は鈴木宗男議員によるものだが、おそらく真実だろう。

この時にとった安倍首相の態度は立派である。国益を第一に考えて超大国アメリカ大統領の要求を毅然として拒否する。骨がある。この点だけは賞賛できる。

岸田首相の対米姿勢はどうだろうか?

認知症の疑いのあるバイデン大統領と会見した後、防衛費を5年で43兆円に増やすと突然言い出した。中身がハッキリしない数字ありきだったが、アメリカの兵器を大量に買う腹づもりなのだ。ロシアの特別軍事作戦が始まると、アメリカに次いで真っ先に経済制裁をかけ、ウクライナまで出かけて支援を表明した。日本の立ち位置は、ウクライナとロシアの間に立って仲裁できる絶好の位置にあるのに、岸田首相はそれをみすみす捨ててしまった。2年が経過した今、ウクライナ支援は1兆円を超えている。しかもウクライナ復興支援会議を東京で開催する有様。ウクライナの敗北が確実視される今、岸田首相は今後どのように自らの失策に対して落とし前をつけるつもりだろうか?

対米従属の点で言うと、安倍首相には少しばかり骨があったが、岸田首相には全くない。岸田政権がこのまま続けば日本はますます弱体化し、アメリカと共に沈んでいくに違いない。岸田文雄は戦後最悪の総理大臣である。