沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

コロナ禍の3年間で中国と日本の経済は逆転した?

日中福祉プランニング代表の王青さんという方が3年ぶりに訪れた上海で見た「驚きの光景」についての記事を紹介する。

3年ぶりに訪れた上海は、以前と違って街に人がいない、景気が悪い、社会に活気がない。王青さんはそう書いている。王さんだけではなく、いまや多くの中国人が「中国と日本は何もかも逆転した」と口を揃えて言うらしい。

「たくさんのお店が閉まった」「外国人が少なくなった」「活気がなくなった」「不動産が売れなくなった」「若者が仕事を見つけられなくなった」「失業者が増えた」「皆、お金を使わなくなった」誰の口からも、こんな言葉ばかりが出てくると言う。

世界経済を牽引するほど好調だった中国に一体何が起きたのだろうか?

残念なことに、記事はその原因について書いてないが、ぼくは中国政府がとったゼロコロナ政策が失敗したと見ている。コロナ対策として中国政府は徹底した都市封じ込みをした。外出を禁止して、違反したものは逮捕するという徹底ぶりだった。その時の様子を捉えた映像がニュースで流れたのを多くの人が見たと思う。

一党独裁政権だからこそできる強引な手法だと感心しつつも、閉じ込められた住民たちは大丈夫だろうかと気になったが、報道規制で内部の詳しい様子は知るよしもなく、時間だけが通り過ぎていった。

民主国家では考えられない強引で非人道的手法が3年近くも続くと、さすがに異変が起きるのは当然と見るべきだろう。人の流れが止まると金の流れも止まり、経済はストップする。こんな簡単な理屈を、優秀な人材で固めた習近平政権が知らないはずはない。当然そうなる事態を想定した上で、然るべき処方箋を用意していたはずである。しかし、その処方箋がどのようなものだったかの情報が出てこない。

知っている方がいれば是非教えて欲しいところだが、仮に習近平政権が、何の経済的処方箋も用意せず、単に外出禁止だけを強行したとすれば、岸田政権同様、ただの経済音痴でしかない。