沖縄よ! 群星むりぶし日記

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天皇陛下の命と引き換えに押し付けられた日本国憲法


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上の動画は、西鋭夫教授による有料ネット講座の一部「講義14:なぜ憲法について語るのか」を期間限定として配信されたものである。いつ消されるか分からないので、とりあえず、重要と思われる箇所だけを文字化した。

GHQ草案オリジナル(5通作成)を持つ人物は次のとおり。

1〜2通目 マッカーサー(元帥)

3通目    ホイットニー(准将)

4通目    吉田茂(外相)

5通目    ラウエル(陸軍中佐)

GHQ草案 第8条

「国家の主権による戦争は廃止する。他国との紛争解決の手段として、武力による威嚇ないし行使は永久に放棄する。」「陸海空軍ないしその他の潜在的な戦力の保持を将来にわたり認めない。交戦権が国家に与えられることもない。」

「 私たち日本人は自分の国を守るというプライドを捨てました。愛国心ももう必要じゃないです。自分の国、自分の家族、自分の親子供、両親を守る責任も本能もなくしたのが9条です。それがアメリカの狙い、それがマッカーサーの狙い。まんまと罠にはまった今の日本人です。それゆえ、この憲法の中身、真実を皆さんの前に曝け出した方が、ちょっと苦しいですけど、真実ってのは私たちの盾、鎧、武器になりますから、少々痛くても、これは私たち向き合った方がいいです。」

数年前に読んだ西鋭夫教授の『國破れてマッカーサー』(中公文庫)は、ぼくの戦後史に対する認識を大きく変えた。以来、西教授の発言に注目するようになった。『國破れてマッカーサー』は名著である。文章が簡潔で力強い、そして美しい。その中から少し長くなるが一部を引用させていただく。

明治天皇は、「国造り」のため「教育」を使い、大成功を収めた。マッカーサーは、「国潰し」のため「教育」を使い、大成功した。マッカーサーは、キリスト教文明の優越を信じ、それを日本国民に丸呑みさせるため、「日本の伝統文化」を「異教徒の偶像崇拝」と軽蔑し、破壊した。この破壊は、脈々と流れ続ける歴史と、その長い年月ゆえに育むことができた独自の文化を持つ国に対する犯罪行為であり、国の尊厳に対する冒涜でもあった。しかし、マッカーサーは、「精神年齢一二歳」の日本国民を真の文明開花へ導いていると信じて疑わなかった。この破壊が表面的なものだけであれば、一九五二(昭和二七)年のサンフランシスコ講和条約の発効で得られた独立と同時に、日本を建て直すことができたはずであったのだが・・・・。

絶えず攻撃に出るマッカーサーは、「日本の伝統文化」を抹殺しただけでなく、その死体に「悪」「罪」「恥」という烙印を押した。さらに、学校教育を使い、日本の若い世代に、「日本は大罪を犯した恥ずべき国」「愛国心は戦争を引き起こす黴菌」「日の丸は軍旗」「君が代は軍隊行進曲」と教え込んだ。この洗脳には、「平和教育」という美しい熟語が付けられていた。日本国民はこの「マッカーサーの呪文」に縛られ、今なお、「枷」の鎖を断ち切れず、「国」の意識と行動に無残な後遺症を残したまま、二一世紀の荒波に飲み込まれてゆく。これを「戦後」の悲劇と言う。「戦後」は屈辱の歴史である。」(269・270ページ)