沖縄よ! 群星むりぶし日記

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与党も野党も危機意識が足りない、だから「与党も野党も茶番!」なのだ

「与党も野党も茶番!」というプラカードを衆議院本会議場で掲げた櫛渕万里衆議院議員に対して、自民党公明党立憲民主党日本維新の会、国民民主党懲罰動議を可決した。

理由は国会の秩序とルールを乱した、ということらしいが、これはあまりにもおかしな言いがかりだ。何故なら政権交代前の民主党は、悪法の成立を阻止すべく多数の議員がプラカードを掲げて実力行使したし、また野党に転落した自民党公明党民主党顔負けの悪態をついて実力行使をした実績がある。その様子を当時のテレビが放映したので、多くの国民は記憶に留めているはずである。

その時の規模の大きさと無秩序ぶりに比べると、櫛渕議員の行動は可憐で実に可愛いものである。にもかかわらず、衆議院議席の約95%を占める与野党5党が、衆議院議員わずか3人のれいわ新選組所属の一議員に対して懲罰動議を可決したのである。

それに対して櫛渕議員は25日に衆議院本会議場で弁明演説を行った。ところが、その間ずっと議員席のあらゆる方向からヤジが飛び交い、これでも民主主義国家と言えるのだろうかと、つい恥ずかしくなり、あまりの見苦しさに打ちひしがれる思いがした。しかも、櫛渕議員の後ろの一段高い議長席には、反日カルト教団とズブズブの細田博之氏が鎮座しているではないか。

恥も誇りもなぎ倒して、もはや我が国の国会はモラル崩壊で何でもありの別世界に成り果ててしまったのだろうか。

言論の府において、「与党も野党も茶番」だと少数政党の一議員が真剣に訴える時、多数派の国会議員が取るべき対応は、短絡的に怒ることではなく、まずは虚心になって、本人の真意がどこにあるかを問うべきではないか。少数政党の意見に対して真摯に向き合うことが成熟した民主主義の必要条件だとすれば、今の国会の姿はあまりにも短絡的で無思慮、かつ横暴すぎて、とても民主主義と呼ぶことはできない。

特に野党第一党立憲民主党の行動は筋違いも甚だしく、到底許すわけにはいかない。率先して政権交代をリードする立場にある政党が、自らが果たすべき役割の判断もつかない体たらく振りでは、まさしく「与党も野党も茶番!」と糾弾されても返す言葉はないはずだ。

与野党含めて約95%の圧倒的多数の政党がよってたかって少数政党を潰しにかかる。戦前の問答無用の大政翼賛会を彷彿とさせる景色によく似ている。

戦後長きにわたって対米従属路線で政権運営してきた自民党政治の成れの果てが、野党まで巻き込んでとうとうここまできてしまった。

日本は今、戦後最も危機的状況にある。自民党の経済政策が失敗したおかげで、30年も経済成長せず、世界から取り残される衰退国家と成り果ててしまった。この危機を敏感に嗅ぎとって、経済再生の公約を打ち出したのがれいわ新選組だ。4年前に誕生して以来、国会でずっと、日本の危機を本気で訴えているのは、れいわ新選組だけである。

だからこそ、れいわ新選組には、これから先どんなことがあっても決して屈することなく踏ん張ってもらいたいし、議席数をさらにもっと増やして今まで以上に大暴れしてもらいたい。