沖縄よ! 群星むりぶし日記

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「ウクライナ侵略を非難する決議」に、何故、れいわ新選組だけが反対したのか?

衆議院は今日の本会議でウクライナ侵略を非難する決議を採択した。れいわ新選組を除与野党が賛成にまわった。何故、れいわ新選組だけが反対したのだろうか?

れいわ新選組は、反対理由の「声明」を昨日のホームページに公表している。

全文はこちら=https://reiwa-shinsengumi.com/comment/11439/

その中で「では、明日決議される内容に加えて、今、国会として強く政府に求めるならば、何を決議すべきか。」と問い、以下のように提案している。

  • ウクライナ国民への人道支援のさらなる拡大と継続、及び戦火を逃れ非難する人々を難民として受け入れ
  • プーチン大統領による核兵器の使用を示唆する発言と行動に、唯一の被爆国である日本の総理として強く撤回を求める
  • 今回の惨事を生み出したのはロシアの暴走、という一点張りではなく、米欧主要国がソ連邦崩壊時の約束であるNATO東方拡大せず、を反故にしてきたことなどに目を向け、この戦争を終わらせるための真摯な外交的努力を行う

太字の部分は特に、声明文の重要な箇所である。衆議院本会議で採択された決議文には、この重大な視点が欠けている。決議文はロシアを一方的に悪者扱いしているだけだ。その姿勢は、完全に欧米追従であり、主権国家としての主体性が全く感じられない。

そんな決議に、れいわを除く全政党が賛成したというのだから、今の国会議員のレベルの低さは如何ともし難い。主体的に外交できる能力がないのだ。

戦後77年もの長い間、米国の庇護の下にある国家の惨めさ。この息が詰まるような閉塞感を打ち破るエネルギーのある政党は、現在のところ、れいわ新選組だけである。