沖縄よ! 群星むりぶし日記

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北京冬季五輪(ジェノサイド・オリンピック)放映を見ないことを宣言する

ジェノサイド・オリンピック北京冬季五輪)の開会式が明日、催されるが、一部の競技はすでに行われているようだ。

開催に対して、米国をはじめとする複数の国が外交的ボイコットを表明してきた。政府首脳と政府関係者は出席しないという内容だが、選手団の派遣を見合わせたわけではないので、決して満足できるものではない。現在進行中のウイグル人に対するジェノサイドを考えるなら、外交的ボイコットだけではなく、肝心の選手団派遣も、今すぐにでも取り止めるべきだろう。

政治とスポーツは別物、オリンピックを政治に絡めてはならない、オリンピックは神聖なものだから、とよく言われてきた。しかし、言った本人はその本質をよく理解しているのだろうか。オリンピックは国の威信を賭けた一大イヴェントだ。開催する力のある国は、政府をあげて熾烈な誘致合戦を展開するし、実際してきたのだ。

この現実を見ると、オリンピックと政治を切り離して考えることは到底不可能であることが理解できる。となると、今回のオリンピック開催と中国共産党によるウイグル人に対するジェノサイドを分けて考えることは政治的にも道徳的にも不条理ではないか。

だからこそ米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、リトアリアは外交的ボイコットを表明したのだ。そして欧州議会も先月20日、加盟国に対して、拘束力はないが外交的ボイコットを求める決議を採択している。

各国の現状の動きを踏まえた上で強く主張したいことは、ジェノサイド・オリンピック北京冬季五輪)に参加することは、ジェノサイドを黙認することであり、黙認は共犯の片棒を担ぐことになるということである。

だから全アスリート達に訴えたい。ジェノサイド・オリンピック北京冬季五輪)をボイコットせよ、と。オリンピックに向けて4年間、血の滲むような努力をしてきた選手達の心情はよく理解しているつもりだ。

しかし、貴重な4年間と苦悩するウイグル人を秤にかけた時、貴方はどちらを選択するのかを敢えて問いたい。4年の歳月を捨ててウイグル人と連帯するか、競技に参加してジェノサイドの共犯者になるか決断してもらいたい。

ぼく自身はと言えば、北京冬季五輪ジェノサイド・オリンピック)の放映を一切見ないことを宣言する。これがウイグル人と連帯するために、ぼくができる唯一の行動だと認識しつつ。