沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

庶民に幸あれ!

2日前の土曜日、たまに寄る小さな或るスナックのことが気になり、覗いてみることにした。COVID-19(武漢ウイルス)の第2波のせいで沖縄県は独自に緊急事態宣言を発令し、今月いっぱい活動を自粛するよう要請している。果たしてお店は開いているだろうか?

そのスナックのママは七十代前半の東京出身で大の猫好きである。猫が嫌いだと言う客は来なくて構わない、と言う位の猫好きのちょっと変わった性格のママさんだ。客におもねるところがないから、逆にこちらとしては余計な気を使わずに済む面もある。何故かその遠慮のない変な魅力に惹かれるようにして、それこそたまにお店を訪れるようになったのである。

一昨日は雨だった。新都心からの帰りはタクシーに乗って、看板が消えていたらそのまま帰宅するつもりでいたが、ピンク色の看板は明るく輝いていた。店の前で降りる。夜8時頃、雨は上がっていた。

マスクを付けたまま、ドアを半開きにして中を覗くと、5席の小さなカウンターに3名の客が座っていた。予想に反して多い。一人は常連で、後の二人は見たことのない顔だ。

入るのを躊躇していると、ママはぼくを見て、「空いているよ」と言って、真ん中の席を指さした。いつものように気さくな態度だ。「蜜になるから今度にするよ」と言って店には入らずに、暗い気持ちで家に向かって歩き始めた。

客が一人なら入るつもりだった。判断は正しかったと思う。緊急事態宣言下での蜜状態でお酒を飲むには、やはり勇気がいるのだ。感染が拡大している今、COVID-19(武漢ウイルス)を気にしながら飲む気には、とてもじゃないがなれない。

雨の上がった夜道を歩きながら、なんとなく考えた。生活のためにCOVID-19(武漢ウイルス)に負けない人々がいる。庶民の根性と魂。この通りには、気が向いた時に立ち寄るスナックが他に2軒ある。いずれも「れいわ新選組」のポスターを貼らしてくれたお店だ。

この3軒のお店以外に入ることはない。去年の7月以来ずっとそうしてきた。3軒のお店の看板は、今夜、静かに輝いている。他にも多くの店が営業している。庶民は、いつの世もそうやって生きてきたのだ。

帰宅して、一人で安いワインを飲んだ。寂しさを紛らすために、岸洋子の「想いでのソレンツアーラ」と「恋心」を聴きながら。酔いが心地よくなってきた。愛すべき庶民に幸あれ!

 

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