新人の戦い：依田啓示と山田マドカ
昨日メインプレイスで期日前投票を済ませた。予定通り、新人の山田マドカ候補に一票を投じた。
ブログを書き終え、投票を済ませてから帰りのバスを待っていると、赤いTシャツ姿の依田啓示候補が選挙カーから笑顔で手を振りながら通り過ぎて行った。午後５時前後のことだ。
ぼくは室内の椅子に座ってバスを待っていたので、ガラス壁の外側から手を振る依田候補の視線にぼくが映ることはない。一瞬の出来事だったが、なんだか虚しい気分に襲われた。
当ブログで散々批判している人間が、ぼくの方を向いて、助手席から笑顔で手を振っている。偶然なのか必然なのか判然としない不思議な感覚。
この不思議な感覚は、今朝になって再びぼくを襲った。ぼくは閑静な住宅街にアパートを借りて住んでいる。これまで遊説で回ってきた選挙カーは、山川のりじ（自民党）と比嘉みずき（共産党）の両候補が多い。他の候補者も時々来るが、名前は覚えていない。
しかし、昨日票を入れた山田マドカ候補が、今朝１１時頃に初めて回ってきたのである！
偶然なのか必然なのか判然としない不思議な感覚。昨日と似たような感覚だ。
ベランダに出て手を振ると、「応援ありがとうございます」という女性特有の優しい言葉が返ってきたが、道路の反対側に車を入れてそこで一生懸命喋っている。建物に遮られて、スピーカーから流れてくる声しか聞こえない。しばらく待機していると、ぼくのアパートの真下に山田候補の車が止まった。
れいわ新選組のカラー、ピンク色が鮮やかで眩しい。ベランダから大声で「マドカぁ」と呼びかけると「はあ〜い」と返事しながら、助手席から顔を出して、驚いた様子でぼくの方を見上げている。
３階からいきなり大きな声が落ちてきたら、誰でもびっくりするに違いない。彼女とはこの時が初対面である。「ちばりよー（頑張れよ）」ベランダの角に貼り付けてある山本太郎のポスターを指差しながら言うと、返事をして何か喋ったようだが、あまり聞き取れない。
スマホをぼくの方に向けて写真を撮ったようだ。「昨日あなたに投票したよ。」と言ったら、素敵な笑顔が返ってきた。「ありがとうございます。」それからゆっくり去っていった。
山田マドカを初めて知ったのは、「一票一揆」と言う動画だった。自称「大ちゃん」と称する山本太郎の熱烈なファンが発信する動画に彼女がゲスト役で出ていたのだ。
その時、誰に投票するか決めたのだった。ご存知のように、れいわ新選組は、地方自治体の選挙に党としての立候補者は立てない方針だ。そのために、山田候補は選挙公報では無所属になっているが、中身は紛れもない、れいわ新選組である。
山本太郎を慕って、れいわ新選組に集まってくるメンバーは、例外なく真面目で誠実な人間が多い。そして政治に対して本気で向き合っている。今の社会のあり方を変えようという気持ちが非常に強い。
山田候補もその一人である。だからなんの迷いもなく、彼女に投票したのだ。
当選したらきっと、県民のために私心を捨てて奮闘してくれるだろう。無所属で知名度がなく、資金力もない環境を考えると、大変厳しい戦いになるだろうが、是非当選してもらいたい。
さて、昨日と今日、偶然にも依田啓示と山田マドカの選挙カーに遭遇したわけだが、不思議な感覚がまだ続いているのはなぜだろうか？
山田マドカと依田啓示。誠実と不誠実。両者の違いはあまりにも鮮やかだ。そして山本太郎と安倍晋三。
安倍晋三は、数々の悪行で今、身も心もボロボロのはずだ。大嘘つき依田啓示も早番そうなる運命にあるのだろう。
不誠実で平然と嘘をつくような人間に政治を任せてはならない。
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