県議選告示とチャンネル桜「沖縄の声」の内紛劇
今日、県議会議員選挙が告示された。投開票日は6月7日。
緊急事態宣言が解除されて以降、コロナ騒動は、なんとか収束の方向へと向かいはじめたようだ。しかし、まだまだ気を抜くことは許されない。そんな状況下での、今までに経験したことのないような不思議な選挙戦である。
投票率の低さが懸念される中、争点をいくつか挙げると、辺野古新基地問題、今後のコロナ対策と経済回復、玉城県政を支える与党が過半数を維持できるかどうか、等が思い浮かぶが、ぼくの関心を引く項目がもうひとつある。
それは、あの嘘つき野郎、依田啓示の立候補とそれに関連するチャンネル桜「沖縄の声」の内紛劇である。
我那覇真子と依田啓示の討論がきっかけとなり、「沖縄の声」の内情が表沙汰になったことは、大いに歓迎すべきだろう。しかし、それでもぼくのような部外者にとっては、まだまだわからないことが多すぎる。
ただ幸いなことに、我那覇真子の師匠・江崎孝氏の「狼魔人日記」が、大変興味深い機微な情報を提供してくれているのだ。
「狼魔人日記」のここ数日の記述から次のようなことがわかった。(事実関係と江崎氏の感想を含む)
- 「沖縄の声」の事務所は沖映通りから移転した。現在の事務所はまるで依田事務所のような様相を呈している
- 水島総社長は、依田とボギーてどこん(手登根)コンビに騙されている、あるいは肩入れをしている
- 依田啓示はボギーてどこんと組んで、寄附金として約1600万円を集めた
- 依田啓示は、江崎氏に討論を申し込んでおきながら、敵前逃亡した
大体こんなところだが、他の細かいところは省く。この中で特筆すべきは、寄附金を1600万円も集めたという指摘だ。江崎氏はブログで次のように書いている。
別の番組で、依田氏は嘘つきコンビの手登根氏(依田氏の嘘の証言を援護)と組んで「左翼に仕事を倒産に追い込まれた青年実業家」(実際は銀行による差し押さえ)と印象操作し支援金を呼び掛け「1600万円近くの寄附金」集めに成功している。
1600万円の支援金(寄附金)!!!
おいおい、ゼロがひとつ多いのと違うか?これが事実ならオレオレ詐欺まがいではないか。否、考えようによってはオレオレ詐欺よりも悪質である。なぜなら人の好意を利用してまんまと金をせしめているからだ。そしておそらく違法にはならないだろう。
二重三重の意味で見事なる完全詐欺!
これでようやく最近の依田の羽振りの良さの謎が解けたように思われる。濡れ手に泡の高額支援金が原因だったのだ!
これほどいとも簡単に騙される保守層がいれば、県会議員になるのも決して夢ではない。依田は、刎頚の友となったボギーてどこんと二人だけの綿密な打ち合わせに入る。潔癖症の我那覇真子が中心になっている「沖縄の声」を我々が乗っ取ってやろうじゃないか。
そして我々の将来の夢のために「沖縄の声」を大いに利用しようではないか。二人の意見は完全に一致した。そして水島社長をうまく丸め込んで味方に引き入れる。
以上、あくまでもぼくの想像だが、そのように考えることで、ボギーてどこんの不可解な行動も氷解するのではないか。
ボギーてどこんの不可解な行動とは、彼が名護市のA&Wで、我那覇真子に対してFM21提訴を取り下げるよう1時間余りに渡って説得したという依田の発言だ。
我那覇は、そんな事実はないと言って全面否定した。真実か嘘か、依田がボギーてどこんに再確認することを確約して討論は終了したのだった。
さて、依田は再確認しただろうか?答えは再確認したフリをしただけで、実際はやっていない。彼の文字による返答は、そうとしか読めない。この一連の流れからわかることは、ボギーてどこんは依田に対して、A&Wで我那覇を説得したと嘘をついたのである。それを真に受けた依田は、討論番組でその件を事実として披瀝した。
ということは、つまり、嘘つき(ボギーてどこん)が嘘つき(依田啓示)に嘘をついたのだ!
そしてボギーてどこんに嘘をつかれた依田啓示は、そのまま我那覇真子に嘘をついたのである。
そう考えると、個々の関係性がピタッと一致する。なんとワクワクする内紛劇ではないか。これも「狼魔人日記」が、事実関係をできる限り漏れなく報告してくれるお陰である。
江崎氏は、舌鋒は辛辣だが、根は正直だ。ぼくと政治的立ち位置は相容れないが、彼の武骨な性格にはなぜかシンパシーを感じるから不思議だ。教養ある田舎侍といったところか。
「沖縄の声」のキャスターで、ぼくが少しだけシンパシーを感じるのは、江崎氏ただひとりである。彼はぼくのことを左翼ブログ氏と呼んでいるが、どっこい、面白いことに左翼連中はぼくのことを右翼と呼んでいるのだ。
この件に関しては喜納昌吉が名言を残している。「ぼくは右翼でも左翼でもない、中翼(仲良く)だ」
この言葉はぼくの政治的立場を表現するのにぴったりだと思っている。飛行機は右翼か左翼のどちらかが欠けてもうまく飛ぶことはできない。右翼と左翼を中翼(胴体)がしっかり支えて初めてうまくバランスをとることができるのだ。
話が横道にずれた。元に戻そう。今回のチャンネル桜「沖縄の声」の内紛劇ではっきりしたのは、依田啓示、ボギーてどこんの嘘つき派と、江崎氏を含む我那覇真子グループが「沖縄の声」の主導権を争って抗争に突入したということである。
ぼくは政治的立場を超えて、江崎氏を応援したい。依田啓示とボギーてどこんのような平気で嘘をつく悪党どもをのさばらすわけにはいかないのだ。ぼくは以前からずっとこのことを言い続けてきた。
水島氏が嘘つき派に加担するようなら、非常に厳しい戦いになると思うが、江崎氏よ、ブレずに真実を語って、この抗争に必ずや勝利してもらいたい!
真実が嘘に敗北するようなら世界は地獄だ。
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