残り1週間となった東京都知事選について書くつもりでいたが、昨日に続き「狼魔人日記」が興味深い動画を配信しているので、それについて触れたい。
水島総社長の信義違反、共産党的同志粛清は許されない 琉球新報沖縄タイムスを正す県民・国民の会特別動画その10
我那覇真子対依田啓示の5時間を超える討論の真相をめぐるシリーズの最終版は、「水島社長の信義違反、共産党的同志粛清は許されない」という仰々しいタイトルだ。
動画を観ると、我那覇親子の水島氏に対する不信感がいかに深刻かが理解できるし、彼らの怒りが本物であることを伝えるために、共産党的同志粛清という、多分に誤解される恐れのある強烈な言葉を、敢えて使わざるを得なかったのだろう。
これは、水島氏との決別宣言であり、ある意味、水島氏に対する宣戦布告と捉えてもいいような覚悟の表明でもある。
日本の保守層における一大勢力、チャンネル桜の一支局内における内紛劇。社長という立場にある水島氏にとって、この内紛劇は些細な問題にしか過ぎないのだろう。
我那覇親子が指摘する6月18日に配信された【Front Japan桜】の中における水島氏の発言を見ると、そうとしか受け取れない。
https://www.youtube.com/watch?v=gkGl9dgnEhY
身に降りかかる火の粉を払い除けるために、冷静さを装いつつ無理な詭弁を弄する水島氏。まるで沖縄支局の内紛劇は、コップの中の争いに過ぎないかのような言い回しだ。なんとか丸く収めるつもりだろうが、焦りの表情は隠しきれない。
我那覇対依田の公開討論以前からチャンネル桜を見てきた筆者には、岡目八目の特別席が用意されている。当事者には見え難い風景が第三者にはよく見えるのである。
先の動画における水島氏の発言に対する我那覇親子の反論は、誰が見ても正当そのものだろう。政治的立場を異にする筆者でも、この問題に関する限り、我那覇親子の側に立たざるを得ない。
左翼側から見れば、保守の分裂じゃないか、いい君だ、ぐらいにしか映らないだろう。しかし、筆者としてはそんなふうに矮小化したくないのだ。何故なら、この内紛劇は、保守分裂を舞台にした大嘘つき野郎と誠実な人間の戦いだからだ。
大嘘つき野郎は、言うまでもなく、ボギー手どこん(手登根安則)と依田啓示。誠実な人間は、我那覇親子と江崎氏。
特にボギーてどこんは一番タチの悪い癌細胞だ。彼は平気で大嘘をつく。それがバレても決して謝罪もしなければ反省もしない。彼の大嘘にどれだけ多くの本土保守層が騙されたことか。産經新聞の那覇支局長だった高木氏は、ボギーてどこんの嘘物語を真に受けて記事にしたのが原因で更迭されたのだった。
ボギーてどこんは、「沖縄の声」が発足した当初からのキャスターである。
依田啓示は、地元東村で基地反対派の女性を拳で殴った傷害事件の後「沖縄の声」に参加した後発組の一人だ。なんとその依田がまた大の嘘つきときた。おそらく依田が誠実な人間だったら、「沖縄の声」の分裂劇はなかったかも知れない。
大嘘つきのボギーてどこんと依田啓示をキャスターとして抱えた「沖縄の声」。この時点から少しづつ時限爆弾の針が動き始める。それに気づく人物は、当時の「沖縄の声」には誰もいなかった。
それどころか、我那覇真子の目覚ましい活躍もあり、当時の「沖縄の声」は本土の保守層で人気絶頂であった。その時流に巧みに乗ったのが、ボギー・依田の「嘘つきコンビ」である。
ボギー・依田嘘つきコンビは、カナン基金の成功で絶頂期を迎える。カナンファームが経営破綻に追い込まれたのは、基地反対派の営業妨害のせいだ、助けてくれ!
ボギー・依田嘘つきコンビの巧みな嘘物語に同調した多くの無垢な支援者が依田救済のために送った支援金が、なんと1600万円超!
これがいわゆるカナン基金詐欺疑惑と呼ばれるものだ。
経営破綻の原因は、基地反対派による営業妨害などではなく、依田啓示本人の事業経営者としての杜撰な能力不足にあった。
時限爆弾が爆発したのは我那覇対依田の討論番組が公開されてからだ。依田の嘘が公衆の前で暴かれたのである。それからいくつもの時限爆弾が続いて爆発する。
依田啓示の県議選落選。2日後に傷害事件で逮捕。嘘の土台の上に築かれた虚構の依田桜城。
大嘘つきの顛末がどうなるか、答えは出ているのに、懲りない面々がいまだに存在する。それがボギーてどこんと水島総だ。先に言及した【Front Japan桜】で水島氏は、カナン基金について一言も触れなかった。
そしてボギーてどこんと依田啓示に対しても、非難どころか擁護さへしているのではないか、と疑わざるを得ないような発言をしているのである。
その中身を検証すると、つまりは、江崎氏が指摘するように、カナン基金に水島氏が何らかの形で関係している可能性は極めて高いのだ。
シリーズ最終回となる上の動画における我那覇親子の発言で、水島氏を巻き込むカナン基金疑惑の全体像がおぼろげながらハッキリしてきた。
我那覇親子と水島氏の抗争は、思想上の対立ではない。嘘つきと誠実の戦いである。社会を混乱に貶め実害を与える嘘つき派と真実を知らしめる誠実派との戦いである。
在沖米軍をめぐる政治的立場の違いを脇に置いて、筆者は我那覇親子と江崎氏を応援したい。大嘘つき野郎とそれに加担する人間を容認することも許すこともできないからだ。
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