山本太郎の大胆な発想力「国会を休会にせよ」
れいわ新選組の「国会を休会にする」という提案がネット上で一時的に炎上したらしい。
自民党と野党共同会派の国会対策委員長宛に申し入れた、とのことのようだが、果たして真相はどうなのだろうか?
下の動画「山本太郎とおしゃべり会」で山本代表本人が、それについて詳しく説明しているので、関心のある方はぜひご覧いただきたい。
如何であろうか。以下、ぼくなりに、内容を簡単にまとめてみた。
新型コロナウイルス対策の集中審議を行い、4月から執行される本予算ではなく、3月から使える暫定予算を早急に成立させる。
政府は予備費等から対策費に153億円しか決定していない。(しかも使えるのは4月1日からだ)予備費は2700億円残っているのでもっと大幅に増やすべき。
各国のコロナ対策費
- シンガポール 5000億円
- 米国 2700億円
- 香港 3500億円
各国の対策費を見ると、残っている予備費2700億円を全額組み入れても決しておかしくはない。この第2次補正予算を急いで成立させた後に国会を「休会」とする。「休会」の意味は、会期中の一時的休止のことであり、目的は国会をコロナウイルス感染の危険から守ることである。
今、全国的規模で学校が休校になったり、各種イヴェントが中止になっているのと同じ理由による。
クルーズ船対応のために現場に出向いた政府関係者が、国会や役所への登院・出勤を通常通り行っている現状を見ると、国会の場で感染者が出る危険性は十分にあり得るのだ。そうなると国会審議どころではなくなる。
だから先手を打って、一時的休会とする必要があるのだ。以上、ぼくなりに簡単にまとめたつもりだが自信がないので、動画をぜひご覧いただきたい。
今、国会で審議されているのは、あくまでも本予算であり、執行されるのは4月1日からである。つまり、緊急を要するコロナ対策費は、それまでは使えないことになる。
だから他の諸問題の審議は一旦中止してでも、コロナ対策問題に国会が一丸となって取り組んで、3月から使える大規模な補正予算として成立させる必要があるのだ。
危機管理の視点から見た場合、れいわ新選組のこの大胆な提案は、国民目線に沿った真っ当な立ち位置から出たものだ。
恐らく、当事者としての危機意識のない自民党も、貴族然とした野党共同会派も、この提案を受け入れる事はないだろう。大胆な発想力が、彼らには決定的に欠けているからだ。
田中角栄再来を思わせるような大胆な発想力を持つ山本太郎が、1日も早く国会に戻る日を待ち焦がれるばかりである。
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