不景気に増税するバカ政権が海外メディアから酷評される
青山繁晴氏によると、安倍晋三は自民党が野党に転落した3年の間、経済について猛勉強したらしい。
政権を奪還して首相に返り咲いた際、3年間の猛勉強から得た成果を「アベノミクス」と称して、日本経済復活のために大胆な経済政策を打ち出した。
その第1の矢は、多くの国民も覚えているに違いない「異次元の金融緩和」と言うものだ。
その思い切った政策に対して、多少なりとも期待した国民も少なからずいたのではないだろうか。しかし、華々しい第一弾に続いて期待を確実なものにするはずの第2の矢が放たれる事はなかった。
それどころか「異次元の金融緩和」策を見ても、発行された膨大な金融資産は、日銀にある各銀行の当座預金口座に数字として記録されているだけで、実体経済の中に流入してこないのである。
その原因は、国民の貧困化が進んで消費が落ち込み、企業が銀行から資金を借り入れて投資に回す計算が成り立たないからである。
だから膨大な金融資産は、日銀の当座預金口座に眠ったままで我々国民の間に流れてこないのだ。実体を伴わない「異次元の金融緩和」政策は失敗だったと断言できる。
「アベノミクス」の挫折は、金融緩和政策にとどまらず、2度にわたる消費税増税によって確定した。デフレという不景気のさなかに増税するという、基本原則に反する経済政策を海外メディアが酷評している。
野党時代の3年間に、経済を猛勉強したとされる安倍晋三という男は、いったい何を学んだのだろうか?
そこで青木理著『安倍三代』に描かれた安倍晋三像を思い出す。それといった才能もないただの凡人。そして保守言論人が評した「空虚な器」としての安倍晋三。
それらの像と、国会論戦で浮かび上がってくる現実の安倍晋三の姿が重なる。政権維持と自己保身に汲々とし、そのためには平気で嘘をつく凡人政治家。
確たる政治理念もないただの凡人が行政の最高権力の座に治った時、国家が破壊されていく有様を我々は7年もの間、見せつけられてきたのではないだろうか。
公文書の隠蔽、捏造、廃棄処分。音沙汰無しの拉致被害者。27回もプーチン大統領と会談して歯舞・色丹の2島さへ遠のいた北方領土返還交渉。
「戦後レジュームからの脱却」と言いながら、戦後レジュームを完成させた男。憲法9条の第一項と二項をそのままにして自衛隊を書き込むという果てしなく幼稚な憲法改正論。
消費税を2度増税して、GDPがマイナス6.3%も下落したというのに、緩やかな回復傾向にあると述べる無神経さ。
新型コロナウイルス対策会議を、議長自ら8分で退席する不真面目ぶり。つられて小泉、森、萩生田各大臣は私的用務で欠席。
数え上げればキリがないほど、自公連立安倍政権は腐りに腐りきっているのだ。
そのトップが安倍晋三である。だからぼくは何度でも繰り返し言う。
安倍晋三は戦後最悪の政治家である!
幸いなことに、安倍晋三は「桜を見る会」で墓穴を掘ってくれた。これまでの自惚れと傲慢が祟ったのだ。
100名を超える弁護士が来月を目処に安倍晋三を刑事告発する予定だ。公文書管理法・財政法・公職選挙法・政治資金規正法、各法違反が疑われているが、少なくともその中で政治資金規正法違反は極めて濃厚で、ほぼ間違いなく真っ黒だろう。
法廷で立証確定されたら赤飯を炊いて祝うとしよう。
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