安倍晋三よ、いい加減男らしく責任を取れ!
昨日の衆議院予算委員会の議題は、新型コロナウイルス対策の集中審議だった。
政府の初動の遅れが原因で急拡大し、国民の不安が高まっている現在、国会が迅速に対策を進める必要があるのは当然のことである。そのための集中審議のはずだった。
しかし、実際のところは野党による「桜を見る会」疑惑の追及に多くの時間が費やされたのである。
多くの国民は、新型コロナウイルス対策について国会で審議がなされ、早急に万全の体制を整備してもらいたいと願っているはずである。
にもかかわらず、「桜を見る会」疑惑に多くの時間が費やされたのはなぜか?
理由は単純明瞭である。疑惑の中心人物、安倍晋三総理のあまりにも酷いその姿勢に原因があるのだ。
午前の審議で最初に追及したのは辻元清美議員である。辻本議員は、ANAホテルに自ら文書で質問して、文書による回答を得たと述べた。その内容は、2013年からの7年間、当ホテルで開催されたいかなるパーティーでも、領収書及び明細書を発行しなかった事例は一件もない、というものだ。
これは安倍晋三がこれまで何度も繰り返し述べてきた、ホテル側からの明細書の発行はなかったとする発言と完全に食い違っている。
その点を辻本議員が指摘して問いただしたの対して、安倍晋三の応答は、従来の発言を壊れたレコードのように繰り返すだけだった。
業を煮やした辻本議員は、午後の休憩時間の間に、安倍総理が直接ANAホテル側に聞いて真偽を確かめてもらい、その回答を午後の審議に提示してもらいたいと要望して安倍総理の了解を得て質問を終えた。
そして午後の質疑時間に「桜を見る会」疑惑を引き続き追及したのは小川淳也議員である。
安倍総理はANAホテルとやりとりしたことについて答弁した。その内容は、辻本議員に回答した文書は、あくまでも一般論であり、個別の案件について述べたものではないとANAホテル側は言っている、と前置きした上で安倍後援会に対して明細書は発行されていない、というものである。
しかし、安倍晋三のこの答弁には疑問が残る。なぜなら電話でのやりとりであり、ホテル側が果たして明細書は発行していない、と述べたかどうかは、確認のしようがないからだ。
この点を小川議員は問い質して、口頭でのやり取りではなく、文書で提出してもらいたいと要求した。小川議員の要求は当然である。その方が信憑性が増すからだ。
しかし、安倍晋三は詭弁を弄するだけで、文書での確認は頑なに拒否し続けたのである。これでは疑惑はますます深まりこそすれ晴れることはないだろう。
何よりも残念な事は、新型コロナウイルス対策の審議に割かれた時間はごく僅かで、「桜を見る会」に多くの時間が使われた事である。しかしそもそも、その原因をつくったのも、責任を負わなければならないのも、安倍晋三本人にあるのだ。
本人にその意思さへあれば、疑念を晴らすのは実に簡単な事であるはずだ。ホテル側に明細書の発行を要求するだけで良いからだ。そうしないのは、政治資金規正法違反が明らかになるからだろう。そうなると間違いなく逮捕される。
だから保身に汲々として詭弁を弄して嘘をつき続ける。こんな出来損ないの総理大臣がかつていただろうか?
安倍晋三は戦後最悪の総理大臣だと、ぼくが繰り返し批判するのもご理解いただけるのではないだろうか。
政治を腐敗させる他に能のない安倍晋三よ、もういい加減幕引きをしたらどうだ。
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