昨日の参議院予算委員会での、杉尾秀哉議員の質問に対する安倍晋三の答弁。
「都内のプライベートのスペースであるレストランで知人と会合を持ち、その際に桜を背景に記念写真を撮ったもの」「レストランの敷地内の桜のもとで撮ったもの」「東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行っていたという事実はない」
戦後最長の在任期間を更新中の総理大臣・安倍晋三に世間の一般常識は通用しない。彼の最大の関心事は、政権維持と保身だ。
「国民のために働く」という政治家にとって当たり前の基本的理念は、彼の政治信条の中には、つゆほども存在しない。だから、昭恵夫人の無神経でわがままな行動を、国会で指摘されても、ムキになって言い訳するのである。常識の分かる政治家なら、一言謝ってから、妻に対して反省するよう諭すべきだらう。
しかし、安倍晋三は諭すどころか、妻の行動を容認したのである。両人を取り巻く社会状況が如何なるものか、少しも理解しないからそうなるのだ。
参議院予算委員会は連日、コロナ対策と自殺した赤城俊夫氏の手記を巡って審議が行われてきた。東京では1日の感染者数が過去最高の47人に達し、小池都知事が外出の自粛を求めた矢先の昭恵夫人の行動である。
そして森友問題では、赤城氏の手記が公にされたことで、昭恵夫人の関与をめぐる公文書改竄が再浮上してきた最中の総理夫人の行動である。
国民に自粛が求められているのに、遊びほうける総理夫人。こういう人間のことを世間では、アホと呼ぶのだ。アホを擁護する人間も同じくアホである。すなわち、安倍夫妻は正真正銘のアホ夫妻ということになる。
さて、来年度の予算案が成立した。過去最大の予算規模だが、この中に肝心のコロナ対策費は含まれていない???
消費税10%への引き上げで、GDPがマイナス7.1%も下落し、さらにコロナ騒動で企業も個人も悲鳴を上げているというのに、コロナ対策費は一円も計上されていないのである!!!
確か安倍晋三は、23日の参議院予算委員会で、リーマンショック後の対策(事業規模56.8兆円)を念頭に「場合によってはそれを上回る対応をしていきたい」そのためには赤字国債発行も検討する、と言っていたはずだ。
しかし実際は、景気対策費はどこにも見当たらない。危機的状況にあっても、相も変わらず財務省のプライマリーバランス政策から抜け出ることができないのだ。
世界各国はどうか。NHKが報じている。
〇 中国 企業が負担する年金や失業保険などを7兆9000億円軽減
〇 米国 220兆円規模の経済対策
〇 英国 賃金の80%を月33万円を上限に政府が肩代わり
〇 独国 90兆円規模の経済対策
ご覧のように各国は、国民の苦しみを軽くするために、いち早く経済対策を打ち出している。しかし、日本は本予算案ではゼロ。
補正予算がどのくらいの規模でいつ頃になるのか目処は立っていない。その間に中小零細企業はバタバタと倒産し、多くの人が自殺に追い込まれる恐れがある。実際そうなれば、間違いなく安倍政治の責任だ。そうなる可能性は非常に高い。
いったいいつから日本は、戦後最悪の無能政治家・安倍晋三と快楽を求めて放浪する私人・安倍昭恵という出来損ないの夫婦に、好き勝手に翻弄される国になり下がったのだ?
推奨サイト