厳重注意処分で幕引きさせてはならない
公文書管理法違反を犯した内閣府の歴代人事課長6人が処分された。
当然と言えば当然のことだが、しかしその内容はあまりにも甘すぎる。厳重注意だけだという。今夏の賞与を減額するらしいが、本当にそれだけで良いのか?
国民の共有財産である公文書をぞんざいに扱う。勝手に隠蔽し改竄する。何事もなかったごとく廃棄処分する。廃棄した日時を管理簿に記載しない。メチャクチャだ。
こんなことでまともな行政ができるはずがないではないか。これだけでも厳重に処分されてしかるべき大罪である。処分された以下の6名は即刻、首を切るべきだろう。
現職の吉岡秀弥人事課長をはじめとして元人事課長5名、田和宏内閣府審議官、井野靖久経済社会総合研究所所長、小野田壮賞勲局長、嶋田祐光政策統括官、野村裕経済社会綜合研究所総括政策研究官。
そして今回の公文書管理法違反は、菅義偉官房長官の部下が犯した犯罪である。従って菅氏は、その責任を取って直ちに辞職すべきだ。
とは言っても次期総理を狙う菅氏のこと、簡単に辞職はしないだろう。6名の処分で幕引きを考えているはずだ。しかし、彼の思惑通りに事を運ばせてはならない。
「桜を見る会」は6名の役人の処分だけで済まされるような問題ではない。総理大臣の公職選挙法違反、政治資金規正法違反が問われる疑獄事件である。
徹底解明するまで、野党は追及の手を緩めてはならない。20日から始まる通常国会で野党は本気度を示すべきだ。証拠は揃っているのだから、安倍晋三を法廷に引きずりこむ最大のチャンスだ。
安倍売国奴政治を終息させる最大の機会である。野党議員諸君は、国会の背後に国民が控えている事を自覚して、安倍晋三を落とせ!
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