消費税が10%に引き上げられた昨日はぼくの誕生日だった。同日、中国は建国70周年を祝い、中国の歴史上最大規模の軍事パレードを行なった。
ニュースで見た映像には、大陸間弾道弾をはじめ最新のミサイル兵器が映し出されていた。異様な映像は恐怖心を掻き立てる。
お陰で、ささやかな誕生日は苦い1日となった。歴史の激流に飲み込まれる無力な個人は、それでも歴史という現実から逃れることはできない。
日本の消費税も中国の軍拡も、個人としてのぼくの生活に何らかの影響を及ぼす以上、嫌でもその現実を受け止めなければならない。
サルトルは、人間の歴史を全体化する全体性と規定した。そこに歴史の可知性を見出そうとしたのである。
消費税や軍拡に対して、たとへ無関心な態度をとるにしても、同時代を生きる人間として、例外なく全ての人は歴史に参加しているのだ。
犠牲者にして共犯者。この自覚が現代人に求められている。
「れいわ新選組」の山本太郎代表は、福島原発の事故を契機に、今の地獄のような社会を作った責任が自分にあることに気付いた、と繰り返し何度も発言している。
山本代表の精力的な政治行動は、彼の自覚がまぎれのない本物である証拠だろう。
消費税がいかに悪税であるか、山本代表の街宣を何度も見た人は誰でも理解しているはずである。
しかし全国規模で考えると、今のところ賛同者はまだまだ少数だというのが実態だろう。その厳しい現実を認識しているからこそ、山本代表は粘り強く何度も何度も街宣で消費税廃止を訴えているのだ。
幸なことに、山本代表の訴えは着実に国民の間に浸透していっているように思われる。北海道各地で行った街宣にも多くの人々が集まっていたし、今回の新宿駅西口にも大勢の人が駆けつけた。
参議院選挙で「れいわ新選組」が起こした波はまだ続いている。来たる衆議院選挙では、さらに大きなうねりとなって、現在の政党の勢力図を大きく塗り替える可能性がある。
そのためにも多くの人が「れいわ新選組」のボランティア活動に参加して、空気を読まない本気の国会議員を多数誕生させることを期待したい。
消費税廃止こそが、我が国の経済を再生させ、経済的苦境に陥って苦しんでいる多くの国民をすくい上げる第一歩だと信じる者は、「れいわ新選組」の旗のもとに結集しよう!
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