沖縄よ! 群星むりぶし日記

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山本太郎を後ろで操るのは極左活動家の斎藤まさし?

ぼくが斎藤まさしという人物を初めて知ったのは5年前の沖縄県知事選挙においてだった。

仲井真弘多翁長雄志下地幹郎喜納昌吉の4人が立候補した沖縄県知事選挙。

翁長雄志が現職の仲井真弘多を10万票も引き離して圧勝した2014年のあの県知事選挙。その時、喜納昌吉選挙参謀役を務めたのが斎藤氏だった。

喜納昌吉と一緒に斎藤氏がチャンネル桜「沖縄の声」に出演した動画を見たことがある。ボギーてどこん江崎孝がキャスター役で喜納昌吉を支持するような内容だったように記憶している。

その動画を探したのだが見つけることはできなかった。「沖縄の声」としては都合が悪くなったのか、削除した可能性が高い。

というのもチャンネル桜社長水島総氏は、斎藤まさしを極左の危険人物であり、「れいわ新選組」の山本太郎代表の背後には斎藤氏がいると指摘しているからだ。

その斎藤氏を支局「沖縄の声」が出演させて喜納昌吉を持ち上げた。となると水島氏の主張と相容れない動画が削除されたとしても少しも不思議なことではない。

ちなみに喜納昌吉の得票は僅か7,821票という記録的大惨敗だった。この結果を見る限り、斎藤氏が選挙の神様でもなんでもないことがわかる。

ただしぼくは、当時、斎藤氏にそれほど関心を持つことはなかった。喜納昌吉選挙参謀としてみるべき結果を残せなかった人物として記憶に残っただけだ。

ところが、「れいわ新選組」を一人で立ち上げた山本太郎を応援するようになってから、斎藤氏の名前をネットで度々目にするようになった。

中核派極左北朝鮮のスパイ、田英夫の娘婿、山本太郎を背後で操る危険人物、等々

疑惑に満ちた否定的評価が多く見られる。

もしも言われているように、山本太郎が斎藤氏から極左思想の影響を受け、賛同する立場で政治活動をしているというのは真実かどうか、どうしても調べてみる必要が出てきたのである。

果たして斎藤まさしとは一体どのような人物、人柄なのか、まずは下の動画を見ていただきたい。斎藤氏は6年前の参議院選挙について語っている。

www.youtube.com

まず田英夫の娘婿というのは、本人が否定しているので嘘であることが分かる。動画では選挙戦術についてほとんどの時間が費やされているので、斎藤氏の思想を知ることはできない。

しかし、ある対談で斎藤氏ははっきり自分は革命家であると宣言している。ソ連が崩壊した今も、毛沢東の革命思想を尊敬しているという発言もしている。

ということは自ら極左であることを認めていることになる。ただし、北朝鮮のスパイであることは否定しているので、これはネットの捏造でしかないだろう。

勿論、スパイが自らスパイと名乗るほどのバカはいないので、斎藤氏が北朝鮮のスパイであるかどうかは知る由もない。

ぼくは斎藤氏に関する情報を全て調べたわけではない。当然、そんなことができるはずもない。だから限られた情報の範囲で斎藤まさしという人物を判断するほかはない。

と断った上で、ぼくの斎藤氏に対する人物評は以下の通りだ。

斎藤氏は、選挙オタクと言ってもいいほど選挙が好きな人間である。そのきっかけとなったのは、自民党宇都宮徳馬の人柄に惚れたから、ということらしい。

以来、斎藤氏は数々の選挙戦にのめり込むようになり、選挙のノウハウを蓄積しながら、選挙に詳しい活動家として知られるようになった。

問題は極左の思想を持つ斎藤氏が手がけた多くの選挙で、立候補者に自らの思想をどう説明し共感を得ることができたか、である。

残念ながら、そこのところははっきりしない。そして応援した議員たちを何らかの形で組織化して、革命運動を画策した形跡も見当たらない。

そこまで考えると、斎藤まさしという人物像がおぼろげながら真実の姿を現し始める。極左革命家?それはあくまでも自称であって、実際はただの選挙オタクに過ぎないだけの話だ、と言えば本人に対して失礼になるだろうか?

よしんば革命家だとしても、ソ連が崩壊し、コミンテルンが消滅した現代社会において、斎藤氏のような自称革命家のどこが危険なのだろうか?

革命集団を組織化したわけでもなく、テロ活動を実践したこともない、単なる選挙好きとしか思われないような人間を危険視する理由が全く理解できないのだ。

上の動画に見られるように、むしろ可愛いと呼びたくなるような一面を持つ人物だ。面白いエピソードを本人が語っている。

菅直人を政治家になる前からずっと応援してきたが、首相になった時、消費税を上げることに決めたために絶縁し、以後連絡を絶ったのだ、と。

斎藤氏は消費税に反対なのだ。なんと現実的な革命家だろうか。こんな革命家なら大歓迎である。ちっとも恐れる必要などない。

斎藤氏の動画は他にも多数配信されている。その中のいくつかを見ても、毛沢東の暴力革命やソ連コミンテルンにつながるようなイメージは少しも湧いてこない。

となると斎藤氏が、山本太郎に政治家になるよう最初に声をかけた時の理由も、身の丈以上に考える必要などないことは、はっきりしているのではないか。

選挙の奥深さを堪能してきた斎藤氏にとって、反原発を盛んに発言する山本太郎という有名タレントは、垂涎の標的だったのだ。立候補に担ぎ上げて一緒に戦えば必ず当選させることができる。人材といい、時の利といい、条件は揃っている。

山本太郎は、斎藤氏の誘いを最初は断ったらしい。しかし、悩んだ末、大きな決断をする。斎藤まさしという市民選挙に詳しい人物との出会いが運命の分かれ目になった。

不利な条件が重なったせいもあり、衆議院選挙では落選するも、翌年の参議院選挙では、斎藤氏の指導のもと、見事初当選する。

以来、斎藤氏は山本太郎選挙参謀の役を演じるが、二人の関係はそれだけのことであり、それ以上でもそれ以下でもない。

そこに斎藤氏の極左革命思想が入り込んで、決定的な役割を果たしたとは到底考えられないのである。

参議院議員になった山本太郎は、地方の市議会選挙をはじめとして種々の選挙戦を経験しながら独自のノウハウを習得していく。飲み込みの早い山本太郎は次第に斎藤氏の助けを必要としなくなる。

今月24日に札幌駅南口で行われた街頭記者会見で、山本代表に対して、斎藤まさし氏との関係についての質問があった。いい機会なので興味のある方は、下の動画の7分ほど経過したところからご覧いただきたい。

www.youtube.com

質問者は、ネット上での山本太郎と斎藤まさしの関係についての疑惑の書き込みが多いのが気になったのだろう。

山本代表の答えは明快だった。選挙マニアのおじさん、山本代表は斎藤氏をそう呼んだ。そして、よど号ハイジャックに関係した人(森順子)の息子(森大志)の選挙を斎藤氏が応援したことに対しては、息子が地域を良くするために政治家を目指すのであれば、親が犯罪者であっても息子とは関係のないことだ、と答えた。

さらに斎藤氏は2015年に選挙違反(静岡市長選挙)で公民権停止になっているので、今回の「れいわ新選組」の選挙を応援できる立場ではないし、だからと言って選挙演説に聴衆の一人として、斎藤氏が来ることを拒むことはできない、とも述べた。

ぼくは山本代表の言葉を信じたい。山本代表が語ったことは概ね真実だろう。斎藤氏とは今も年2、3回はお茶を飲んだりすることはあるらしいが、心配することではない。

斎藤氏がどんなに強がったところで、彼の行動を見る限り、彼の革命はせいぜい政権交代を目指すことくらいが関の山だ。

れいわ新選組」に対する誹謗中傷はこれからますます増えていくことだろう。真実を語る人々を抑圧する勢力はいつの時代でも強力だ。闇の勢力に勝利する方法はただひとつ。

真実の光を照射すること。そうすれば闇はたちどころに消えていく。日本の大きな闇、自公連立安倍政権。彼らが恐れるのは今の野党ではない。真実を語る「れいわ新選組」だ。

我々としては、短絡的思考に陥ることなく、辛抱強く冷静に、ひたすら真実のみを追求する人々と連携することだ。

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