山本太郎と大石あきこの絶妙コンビ
れいわ新選組が目指す国とは
何があっても心配するな。
あなたには国がついている。あなたが困る前にあなたを支える公助がある。
孤立無援、天涯孤独、一人ぼっちになっても心配するな。私たちはあなたから手を離さない。
何があっても心配するな。
世界があなたを見捨てても、私たちは最後まであなたを見捨てない。
れいわ新選組は、そんな国をあなたと作りたい。
政府による徹底的な財政出動であなたが明日の生活を心配する必要のない経済的安定を実現し、それにより誰もが人間の尊厳を守り、幸福を追求し、人生を謳歌できる暮らしを実現する国をあなたと作りたい。
私たちが目指すのは上級国民と言われる者のための経済ではない。
あなたが生きているだけで価値がある社会、誰もがわかちあえる経済繁栄と自然環境が共存する国づくり。
その結果もたらされるのが、強靭で持続可能な経済を誇る日本であり、世界の99%の人々と繋がり、1%のグローバル資本が独占する富を分け合い、公平で公正な世界を実現するために行動をする日本である。
これが、れいわ新選組が目指す国の姿である。
昭和から平成の御世に入る時期にバブル経済が弾けた。それ以来、我が国はデフレ経済に突入して厚い中間層がみるみるうちに痩せ細り、持てる者と持たざる者の格差が拡大した。
平成は失われた30年と呼ばれる。25年以上にも及ぶデフレ(収縮)経済が続き、経済成長がストップした国、日本。こんな国は世界で日本だけという不名誉な烙印を戴くありさま。
原因は政治の怠慢のおかげである。それ以外にはありえない。日本人は良く働く。人々から勤労意欲が失われることはない。しかし、仕事はあってもデフレ経済のおかげで所得は減り続けている。安い給料と長時間労働。これでは多くの人が疲弊するに決まっている。おかげで将来を展望するメドが立たない。
バブル経済がはじけて自民党政権は何を血迷ったか、米国の新自由主義経済(強欲資本主義)を導入し始めた。是正のベクトルを完全に間違えたのだ。おかげで失われた平成30年は令和の御世になってもまだ続いている。
何故に自民党は、文化も歴史も風土も国民性も、我が国とは大きく異なる米国の真似をしたがるのか? 何故日本人が独自に構築してきた日本的経営を捨てて米国発祥の新自由主義的経営を取り入れるようになったのか?
米政府の圧力に自民党政権が屈服したからだ。
japan as number oneと呼ばれた時代、自国以外の覇権国を許さない米国は、対ソ連政策に手一杯で日本に鉄槌を下す余裕はなかった。しかし歴史の一寸先は闇。バブル経済崩壊とほぼ同時期にソ連が崩壊した。ソ連型共産主義に対する米国型資本主義の勝利!
これを機に米政府は日本叩きに本腰を入れ始める。ソ連の次は冷戦で一人勝ちした日本だ、目障りなジャップを潰せ!
日本に対する米国の潜在意識は原爆を2発投下した時と変わらない。日本の台頭を許すな!米国経済の象徴ロックフェラービルを買い占めやがって。バブル経済崩壊はまたとない良い機会だ、弱ったところを徹底的に叩いて再生の芽を潰せ。
禿鷹ファンドで日本企業を二束三文で買い叩き、構造改革要望書を政府に送りつけた。命令書と変わらない。いうことを聞かなければ世界最強の軍事力を匂わせる。
自民党は泣く泣く要望書に従わざるを得ない。弱り目に祟り目。マッカーサーに脅されてビクビクする吉田茂の顔がオーバーラップする。蛇に睨まれたカエル。
自民党政権が後生大事にする日米関係とは対米従属関係に他ならない。だから世界の注目を浴びた労働者を大切にする日本的経営を捨てて、労働者を単なるコストにしか見ない新自由主義的経営システムを取り入れたのだ。
強欲資本主義を野放しにしたおかげで、日本の社会構造は大きく変化した。今だけ金だけ自分だけの世界。激しい競争社会では富む者はますます富、貧しい者はますます貧しくなる。バブル前の厚い中間層は消え、底辺が拡大していく。
この悲惨な状況を根本から変える政治的能力は、もはや自民党にはない。
この現状を明確に認識したところから「れいわ新選組」は生まれた。2年前に一人でこの政党を立ち上げた山本太郎は、日本の経済を正常に戻すための方策を日々全国を回りながら、対話形式で直接国民に訴え続けている。
山本代表が常に強調するのは、政府の積極財政出動だ。それによってしか今の我が国の経済を立て直す施策はないと山本代表は言う。正論だ。ぼくも色々な角度から貨幣の本質を検討しているが、山本代表の積極財政出動は、まさに正論だと思う。
冒頭に記した新選組の目指す国家理念は、積極財政出動に対する揺るぎない自信から生まれたものだ。これだけの国家理念を提示した政党はれいわ新選組以外にはない。
このような国が出現した暁には、多くの日本人が自信と誇りを持ち、掛け替えのない日本という国を愛することだろう。愛国心というものは政府が与えるものではなく、良い政治が社会の隅々まで浸透して初めて国民の心に自然に芽生えるものだからだ。
昨日大阪で、山本代表と大石あきこ衆議院立候補予定者による街宣が行われた。聴衆との直接対話形式で政策を訴える。これこそが民主主義の本来の姿であり、他の政党に見られない、れいわ新選組独自の取り組みだ。
二人の共演は、これまでの街宣と少し趣を変えて非常に楽しい見応えのあるものになっている。大石あきこは、維新の会が先日公表したベーシックインカム導入の欺瞞性を攻撃している。具体的なデータに基づくもので説得力がある。
維新の会の政治理念と新選組のそれとは対極にあると言ってよい。維新の会の経済政策は徹底した競争原理に基づく新自由主義経済であり、財源を税金で賄う財政規律型緊縮主義。
一方の新選組の経済政策は財源を国債発行による積極財政出動で現金を直接国民に支給して消費を喚起する積極型。
つまりは緊縮財政派と積極財政派の戦いだ。緊縮財政がデフレ経済を産み、25年以上もそれから脱却できない現状を考えるならば、積極財政を支持すべきなのははっきりしている。
維新の会の化けの皮を剥ぐ大石あきこを是非国会へ送ろう!