沖縄よ! 群星むりぶし日記

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城間幹子の裏切りを許さない、オナガ雄治に今日投票した

新都心のメインプレイス5階に設けられた臨時投票所で、今日、期日前投票を済ませた。今は2階にある喫茶店でサンドイッチとコーヒーを飲食しながら、キーボードを叩いている。

投票用紙には、オナガ雄治と書いた。

先日も書いたように、今回は城間幹子那覇市長の裏切り行為のおかげで、誰に入れようか迷いに迷った。城間氏が推す知念覚は、優秀な行政マンである。それだけで判断すると、県都那覇市の首長として立派に務まる人物である。8年間、副市長としての知念氏と共に政策を遂行していく中で、彼の行政手腕の有能さを肌で直に感じた城間氏としては当然の推薦だったと言えるだろう。

しかし、だ。その有能な知念氏を推薦したのはオール沖縄ではなく、自民党公明党だ!それにもかかわらず城間那覇市長は、知念覚を応援する側に回ったのである。明らかに許されざる裏切り行為だ。

この一件で投票先は決まった。もう一つある。朱に交われば赤くなるの例え通り、知念氏は辺野古移設問題に関して、名護市長と同じ立場を踏襲すると公約に掲げた。つまり、政府と県の裁判の推移を見守るというのだ。これは完全にアウトである。当事者としての言い訳であり、責任逃れだ。

辺野古移設問題は、辺野古区のみ、ないしは名護市だけに限られた問題ではない。沖縄県全体に関わる問題であり、ひいては日米地位協定をめぐる全国的問題でもある。

ましてや県都那覇市の行政が県全体に大きな影響を与えることを考えるならば、辺野古移設問題に対して那覇市は当事者の一つであり、容認か反対かを明確にするのは首長として当然の責務である。

渡具知名護市長は4年前の選挙で、辺野古移設問題に賛成か反対か一切口にしなかった。市議時代は、積極的に賛成を表明していたのに、市長選では賛成を表明すると、選挙に勝てないと計算した上での責任逃れに徹して当選したのだった。それに味をしめた渡具知氏は、今年1月の選挙でも政府と県の裁判を見守るとの立場で再選されたのだった。

基地再編交付金を得るための狡猾な戦術に名護市民は敗北したのである。しかし、その名護市民は、それでも辺野古移設には6割の人が反対しているという歪な現実がある。基地再編交付金という毒入り飴玉に名護市民は誇りを捨て去ったのだ。名護市民の生活困窮問題を考えると、一概に非難できるものでないことは、重々承知しているつもりだ。

しかし、たとえ金のためとは言え、渡具知氏のような誇りを捨てた政治手法には賛成できない。渡具知氏のような政治家をぼくは心底軽蔑する。

そんな名護市長の立場を、知念氏は踏襲すると公約した。そしてその知念氏を腐敗極まる自民党公明党が推薦した。これでこれまでの懸念が一気に吹き飛んだ。いくら有能な行政マンだとしても、これでは全く支持することはできない。

だから今日は迷いなく、オナガ雄治に投票した。彼は35歳とまだ若く、政治経験も浅いが、那覇市長に就任したら大化けする可能性だって十分あり得る。幼い頃から父・翁長雄志の背中を見て成長した環境を考えると、政治家としての素質は未知数だが、伸び代は絶大である。

那覇市長時代から保革合同を目指した翁長雄志は、戦後沖縄の政治に偉大な足跡を残した。彼が長い歳月を費やして到達した「誇りある豊かな沖縄」は戦後沖縄政治の総決算といえる偉大な政治理念である。

その偉大な父親の政治姿勢を踏襲するオナガ雄治のこれからの成長に大いに期待する。

最後に一言。城間幹子よ、仲井真弘多と共に奈落の底へ落ちるがよい!天下の裏切り者ども!