沖縄よ! 群星むりぶし日記

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反日カルト教団が戦後日本の民主主義の欺瞞を照らしだす

韓国で産声をあげた統一教会は単なるカルト教団ではない。その教義と姿勢は反日的である。すなわち統一教会反日カルト教団である。

アダムとイヴの原罪物語を恣意的に解釈して、日本はイヴの国だからアダムの国韓国に奉仕しなければならない、と公言して憚らない。また戦前、日本は韓国を植民地にして、さんざん悪いことをしたのだから罪の償いをする必要があると言って、日本人信者に対して謝罪を要求するらしい。

完全なマインドコントロール下に落ちた無垢な信者達は、それでも教団の指導に従い、新たな信者獲得のために霊感商法に参画し、自らも多額な献金を行う。

文鮮明が編み出した、この不道徳極まりない集金システムは見事に稼働して、何千億円という途方もない巨大マネーを文鮮明に献上した。

反日カルト教団の力の源泉は、日本から吸い上げたこの巨大マネーと、文鮮明が創設した国際勝共連合という関連団体の存在だ。反共を唱えれば、自民党国会議員の関心を惹きつけることができる。その読みは図星だった。大物政治家・岸信介文鮮明は懇意の仲となり、当時の大蔵大臣・福田赳夫は最大級の賛辞で文鮮明を称賛した。

以後、多くの自民党国会議員と反日カルト教団は持ちつ持たれつの関係を築き、今日に至る。

日本から吸い上げた巨大マネーは、米国での不動産業をはじめとする無数の企業設立とワシントンタイムズなどのメディア創設にも使われた。また米国で展開する日本寿司店のほぼ全店舗に卸す食材を独占するのは、反日カルト教団の関連会社である。

統一教会とその関連組織は今やコングロマリットを形成している。その原資となったのは日本の信者達の献金である。その献金天正宮(下図)なるものが韓国に建立された。その姿は妖艶として現実離れして見えるが、実在する悪魔の館だ。

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反日を標榜するカルト教団が、他ならず日本を舞台に献金の形で巨大マネーを吸い上げて、これほどまでに勢力を拡大させた原因と背景を考えると、どうしても我が国が大東亜・太平洋戦争に敗北した後の7年に及ぶ米軍の占領期に行きつかざるを得ない。
つまり、なぜ反日カルト教団ごときに、かくも無残に食い荒らされるほど国家も国民も弱体化したのだと問いかけると、7年の占領期間に何が行われたかを改めて再確認することで解答の糸口が得られるのではないかと思う。
マッカーサーの日本占領の意図と目的ははっきりしていた。日本民族の徹底的弱体化、日本人の精神の徹底的な弱体化が彼の目指した目標だった。その目標達成のために、彼は次のような手段を次々と実行に移した。
東京裁判、有能な人材の公職追放、7千冊以上の焚書処分、メディアと通信の徹底的な検閲、民政府の素人集団が1週間で書き上げた憲法GHQ憲法すなわち現憲法)の押し付け。
これら全ては国際法違反である。にも関わらず、当時、天皇の上位で君臨したマッカーサーは自分に与えられた権力を行使して、これら全てを遂行した。
その結果、日本は戦争犯罪の烙印を押されて国際社会に放り出された。占領期間が終わって後、その烙印の効果は、多くの国民が気付かぬ内に徐々に社会の隅々へ、そして国民の精神の奥深くへと浸透していったのだ。
そのお陰で戦後の日本は、骨の抜かれた図体だけでかい魚だ。どうにか泳ぐことはできるが、水圧に耐えるのがやっとで敵の襲来にいつもビクビクしている。
戦後の日本は、幹の腐った桜の樹だ。花は咲いても華やかさは一時的なもので、時が来れば自然に倒れる運命にある。
日本の戦後民主主義は、三権分立の体裁に身を包んだだけの未熟で進歩を諦めた皮相な民主主義もどきにすぎない。自立した主権国家にはほど遠い。
敢えて自省の念を込めて言えば、今からでも遅くはない。政府一丸となって、大東亜・太平洋戦争の総括を急げ。今の日本にとっての最重要課題は、憲法改正ではない。亡国に至った大東亜・太平洋戦争を総括することだ。
その総括なくして、日本が自立した主権国家になれるはずがない。