東京新聞web版がこれまで連載してきた「桜を見る会」のバックナンバーをまとめた記事を配信した。見る会の全体像を知るうえで非常に役立つ貴重な情報源になっている。
連載時のタイトルのみを列記すると
〇 ＜点検「桜を見る会」＞安倍政権で参加者・支出増：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞基準曖昧 「政治枠」が膨張：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞懇親会 私物化疑惑 象徴の前夜祭：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞懇親会 「契約主体は個々」不自然：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞公文書管理 即廃棄、新指針で可能に：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞公文書管理 民主や事務方に責任転嫁：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞区分「６０」 首相枠と認めず：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞ 「白塗り」容認に論理矛盾：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞ 電子データ「復元不可能」：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞首相支持者 入場優遇か：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検 桜を見る会＞特別編 納得いかぬ説明 「首相枠」は実質ノーチェック 与党政治家の推薦名簿は「即廃棄」 ：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞会場側が首相の説明否定：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検 桜を見る会＞招待・運営 マルチ会社との関係否定：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検 桜を見る会＞懇親会 会費５０００円、割安か：東京新聞 TOKYO Web
〇 ＜点検「桜を見る会」＞１年前の名簿廃棄 野党の資料要求と同日の不自然さ：東京新聞 TOKYO Web
補足すると、「「反社会的勢力」の定義をゆがめた閣議決定」の項目だけが何故か削除されている。理由の説明はない。
しかし、これだけの分量だけでも「桜を見る会」の全体像を把握するには十分すぎる内容と言えるだろう。写真や絵図も豊富で分かりやすい。
改めて振り返ると、公文書隠蔽、偽造、廃棄処分、官僚達の異常なまでの政権への忖度等、この国の政治のあまりの劣化ぶりに唯々、愕然とするばかりだ。安倍晋三（前総理大臣）の虚言癖を裏で支える菅義偉（前官房長官、現総理）。
その菅が総理大臣となった今、東京地検特捜部の捜査で、安倍晋三の国会答弁は完全な嘘であったことが分かった。「桜を見る会」前夜祭で、経費の不足分（超９００万円）を安倍側が補填したことが発覚した。本人も渋々認めざるを得なくなった。政治資金収支報告書への記載漏れ。明かに政治資金規正法違反の確信犯である。
後は、あくまでも法律に基づいた検察側の頑張りいかんにかかっている。仮に玉虫色の結論で幕が下りるようだと、７年８ヶ月に渡って政治を堕落させてきた安倍政治の肯定につながる恐れさへある。政治の劣化にブレーキが効かなくなる。安倍政治を継承した菅政権で日本は沈没するだろう。そうなると、この国はもはや生き地獄だ。
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