沖縄よ! 群星むりぶし日記

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菅義偉は陰湿な臆病者だ

ゲシュタポ総理・菅義偉による日本学術会議推薦者6人の任命拒否問題。6日にブログで取り上げてから、ここ5日ばかり、ずっとマスコミやネットでの情報を見てきたが、結論はやはり、一つの方向に収斂されたように思われる。

ゲシュタポ総理は、拒否した理由を明らかにしなかったが、6人が政府の方針に反対したことが、その理由であるのははっきりしている。それ以外の理由は見当たらない。種々の情報をいろいろな角度から付き合わせて検討した結果、得られた結論である。

宇野重規東京大学社会科学研究所教授・政治思想史)

特定秘密保護法に反対。「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人の一人。

岡田政則(早稲田大大学院法務研究所教授・行政法

:「安全保障関連法案の廃止を求める早稲田大学有志の会」の呼びかけ人の一人。辺野古新基地建設に対し、18年他の学者らと共に、政府の対応に抗議する声明を発表。

小沢隆一(東京慈恵医科大学教授・憲法学)

:15年7月、衆議院特別委員会の中央公聴会で、野党推薦の公述人として出席。安保関連法案について「歯止めのない集団的自衛権の行使につながりかねない」と指摘、廃案を求めた。

加藤陽子(東京大大学院人文社会系研究科教授・日本近現代史

憲法改正特定秘密保護法などに反対。

松宮孝明立命館大大学院法務研究科教授・刑事法)

:17年6月、「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法案について、参院法務委員会の参考人質疑で「戦後最悪の治安立法となる」と批判。

芦名定道京都大学教授・キリスト教学)

:「安全保障関連法に反対する学者の会」や安保法制に反対する「自由と平和のための京大有志の会」の賛同者。

以上6人が政府の方針に反対したのははっきりしている。ゲシュタポ総理が任命拒否した理由はここにある。

学術会議には、安全保障関連法や特定秘密保護法などに反対した人間は、6人以外にも居るのだから、任命拒否は政府の方針に反対したことが理由だとは必ずしも言えない、との反論もあるが、説得力に欠ける。

政府の方針に批判的な学術員全員を任命拒否したら、それこそ驚天動地、菅内閣批判の合唱は全国を縦断して収拾がつかなくなることだろう。菅もそれくらいの事は承知のうえだ。だからとりあえず6人に絞っただけのこと。

そして目的は、残りの学術員に対して、政府の方針に反対すればどうなるか、見せしめとすることにある。安倍政権で手腕を発揮したように、人事権を悪用して恐怖心を植えつけ、日本学術会議自体を政府の方針に忖度せしめる。これがゲシュタポ総理・菅義偉が目指す最終目標だ。

日本学術会議は左翼の巣窟だからというネトウヨの書き込みも散見されるが、あまりにも子供っぽい。左翼を完全悪とするネトウヨ連中の非難罵倒から生まれるのは、憎悪と不審の他に何もない。

学問の独立と自由に、左翼も右翼もあるものか。批判を恐れて普遍的学問が成立するか。むしろ政府の立場として、学者からの批判に対しては、謙虚に耳を傾けるべきだろう。たとえ学者の意見に賛同できなくても、言論の自由を保障する、それが政府としての義務であり責任だろう。

しかし、ゲシュタポ総理・菅義偉は自分の意思を通すためには手段を選ばない男だ。批判に耳を傾けないばかりか、逆に排除していく。彼ほど反民主主義的体質の政治家はいない。この点に関する限り、菅は安倍晋三以上である。

言論の自由を抑圧する国家が、21世記の地球にいまだに存在する。中国と北朝鮮の人民がどんな状態に置かれているか、我々は十分理解しているつもりだ。政府を批判すれば、誰も知らない間に地上から姿が消える。今の香港の現実である。

国民は政府を批判するな、政府のやることに黙って従って居れば良い。菅義偉の冷たい視線はそう語っているように見える。我が国は、今少しづつ言論の自由が抑圧される中国や北朝鮮に近づきつつある。恐ろしい、実に恐ろしい。

陰湿で臆病者の菅義偉を、1日も早く政権の座から引き摺り下ろさないと、我が国は取り返しのつかない道にはまってしまう。

 

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