沖縄よ! 群星むりぶし日記

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推薦名簿を見てもいないのに6人を任命拒否!?

陰湿で陰気な人間が総理大臣になったお陰で、日本列島全域が暗雲に覆われてしまった。ゲシュタポ総理・菅義偉の政治が続く限り、国民は息苦しい日々を強いられることになるだろう。

評論家の佐高信は『月刊日本10月号』に次のように書いている。

「菅はもともと陰湿な人物です。安倍や麻生にはまだ阿呆の明るさがあったが、菅にはそれもない。昔「田中角栄は結婚式の花、三木武夫は葬式の花」という風刺があったが、菅はまさに「葬式の花」という感じではないか。」

佐高氏の指摘は面白い。人間性の本質をよく捉えていると思う。付け加えて言うと、ぼくは20代の頃から「結婚式の花」田中角栄の大ファンである。ロッキード裁判の最中、『中央公論』に載った小室直樹田中角栄論を読んで以来、その気持ちは今も変わることがない。

田中角栄は底抜けに明るい性格の持ち主だった。政治の天才であり、大変な勉強家であり、庶民の心が理解できる戦後民主主義の申し子そのものだった。

同じ苦労人でも、田中角栄菅義偉は性格がまるで違う。人間、苦労すればいいというものでもない。人間の将来は、その人が生来持っている個性に大きく左右されるのだ。

田中角栄は尋常高等小学校卒の学歴エリートではないが、東大法学部を優秀な成績で卒業した官僚達をうまく使いこなす才能があった。六法全書がそのまま頭の中に収まっているのではないかと評されるほど、田中角栄は法律に精通していた。勿論、独学の成果である。

自ら30本を超える法律を議員立法で成立させている。その中には、戦後復興に大きく寄与した重要法案がいくつもある。官僚たちの入省年月日をすべて暗記し、どの政治家よりも彼らの面倒をよく見た。方針を明確に提示し、結果責任は自ら取ると言った田中角栄に、官僚たちは喜んで協力したのだった。

人事権を振り回して官僚を脅し、忖度させる菅義偉の政治手法と田中角栄のそれとは、性格がまるっきり違う。田中角栄には信頼と明るさがあり、菅義偉には恐怖と暗さしかない。

さて、その陰気で陰湿な菅義偉が、9日の朝日新聞などのインタヴューに応じた。6人を除外した理由についてゲシュタポ総理はなんと言ったか。

https://www.asahi.com/articles/ASNBB6JXQNBBUTFK00F.html?iref=comtop_ThemeLeftS_01

「総合的、俯瞰的な活動、すなわち広い視野に立ってバランスの取れた行動をすること、国民に理解される存在であるべきことなどを念頭に判断している」「推薦された方々がそのまま任命されてきた前例を踏襲していいのか考えてきた」と説明。

自らの判断であることを強調した。その一方で、除外された6人を含む105人全員分の推薦者名簿は「見ていない」と発言。9月28日に決裁する直前に、6人が除外された後の99人分の名簿を見ただけだと説明した。

 推薦者名簿を見ないで、自らの判断で6人を除外したという意味の背景には2つのことが考えられる。一つは、官僚が予め忖度して、6人を除外した後の名簿を菅に提出した。

もう一つは、予め菅自身が官僚に対して、適当に何名か除外した名簿を提出するよう指示をだした。この2つのパターンが考えられるが、それを裏付けるのが、6人を除外した理由を菅は人事に関することだからと説明しなかったことである。

つまり、インタヴューの発言からわかることは、実にいい加減で不誠実な菅の姿勢である。政治家たる者は、自らとった行動を主権者たる国民に丁寧に説明する義務があるはずなのに、菅は核心部分をはぐらかして、「総合的、俯瞰的な活動」などというあやふやな言葉を使って、肝心な除外理由を説明することから逃げたのである。実に狡猾なやり方だ。

ゲシュタポは秘密国家警察を意味するドイツ語である。Geheime Staatspolizeiを略したのがGestapo。 

戦前のナチス支配下で、ゲシュタポが果たした役割を多くの人は知っているはずである。言論統制から始まり、政府に反対する知識人を逮捕。収容所に隔離して、何万人もの人々を虐殺。

政府が言論の自由を制限し始めたときは、くれぐれも要注意だ。アリの一穴が建物の崩壊につながる。陰湿で秘密性の漂う菅義偉にはゲシュタポ的体質がある。国民は、水も漏らさぬ覚悟で、このゲシュタポ総理の行動を監視する義務がある。

 

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