我那覇真子 vs 依田啓示 原理主義的保守活動家と嘘つき野郎の醜態
今日の友が明日の敵になったり、その逆もあったりするのは人間社会の常だが、チャンネル桜「沖縄の声」のキャスター同士が嘘をついたの言わなかったのとお互いに非難し合い、どちらの言い分が正しいのか、決着をつけるために公開討論を行い、その様子を録画した動画が配信された。
当事者が我那覇真子と依田啓示であると知って、正直ビックリした。というのも二人は「沖縄の声」のキャスターとして、同じ価値観を共有し、強い仲間意識で結ばれていたはずだと思っていたからである。
「沖縄の声」は、本土の保守層に少なからず影響を及ばしている番組だ。そして、ぼくがブログを発信する直接のきっかけになったのは、「沖縄の声」の存在であった。
彼らの主張は、左翼批判を超えて郷土・沖縄を貶めている。沖縄の実情をよく知らない本土の保守層が彼らの主張を鵜呑みにし、ネット世界で沖縄を攻撃する。これは許せないと思い、反対の論陣を張るためにブログを開設したのである。
そんな経緯もあるので、我那覇と依田の仲違いは、ぼくにとっては朗報と言って良い。それでは早速、動画を見ることにしよう。
動画はパート1と2に分かれている。1が2時間余、2が3時間余の長丁場だが、我慢してみるだけの価値はあると思う。我那覇と依田の人間性が浮かび上がってくるからだ。
ぼくは当ブログで、我那覇と依田を何度か批判したことがある。我那覇を原理主義的保守活動家として。依田を嘘つき野郎として。
さて、討論における我那覇真子と依田啓示はどうだろうか。子供と大人というのが最初に受けた印象だ。もちろん子供は我那覇真子で大人が依田啓示。
我那覇は終始興奮し、討論の最終場面では口をひん曲げて一人で喧嘩腰に喋りまくる。まるでヒステリーをおこした闘鶏のようだ。そして自らの非を一切認めようとしない。
依田の方は終始落ち着いて冷静であり、一切の非を認めようとしない我那覇と違い、相手の言い分を認めるところもあり、さりとて、大事な論点のツボはしっかり押さえている。
ぼくの判定は、明らかに依田の勝利だ。と言いたいところだが、どっこい、それはあくまでも表面的に見た場合という条件付きだ。
依田啓示は紳士然としてはいるが、実は嘘をつく性癖がある、というのがぼくの評価である。冷静かつ理路整然と話すために、多くの聞き手は騙されやすいのだ。
彼がネットで流したデマや嘘の数々について、Osprey Fuan Club ネトウヨ対策課 に記録が残っているので関心のある方は、ぜひ参考にしていただきたい。
その数ある中から、宜野湾市の保育園に米軍ヘリから物が落下するという事件があったが、その時、この事件は園長のデマだと言って嘘をでっちあげたのが依田だった、という記録をご覧いただければと思う。
ニュース女子の依田啓示氏、保育園落下事件を「捏造事件」と主張し、牧師二人に対してあきれるほど恐ろしいウソ話を紡ぎだす。 - Osprey Fuan Club ネトウヨ対策課
さて、我那覇真子は依田と違って嘘をつくような人間ではない。彼女の致命的欠点は原理主義的保守思想に凝り固まっているということだ。真面目で潔癖症なのだ。
自ら設けた原理主義的保守思想という一定の枠からはみでたものは、すべて左翼かリベラルの烙印が押されてしまう。自らが信じる原理主義的保守思想は、この世で唯一絶対的なものであり、それを批判する者は、誰であろうと断じて許してやるものか。
その揺るぎなき信念と潔癖さは、依田との討論を見れば誰でも納得がいくのではないだろうか。彼女のそんな性格をよく表した場面がパート2にあるので、興味のある方は確認していただきたい。特に最後の10分前後の箇所。
嘘は付かないが、原理主義的保守思想に染められた潔癖症の我那覇真子。理路整然とした話術に長けた嘘つき野郎の依田啓示。
表面上は、子供(我那覇)と大人(依田)の討論のように映るが、実態は保守を自称するどうしようもない人間同士の、中身のない言い争いにしか過ぎないのだ。
ついでに言うなら、「沖縄の声」には、これまた大変な嘘つき野郎のボギー手登根と、幼稚な民主主義論をライフワークとする又吉康隆もいる。ぼくは当ブログで2人とも批判している。
最後に一言。今月15日は祖国復帰記念日である。水島総氏は、その日は例年、仲間を連れて来沖し、辺野古に行って一人一人が巨大な日の丸を持って、そこで米軍(占領軍)基地建設反対運動をする人々に説教を垂れて批判するということをやる。
おそらくコロナ騒ぎで今年はこないだろうと思うが、もし来たら、徹底的に批判するつもりだ。
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