6日に我那覇真子と依田啓示の討論を紹介したところ、翌日のアクセス数が普段の10倍以上に跳ね上がった。次の日も勢いは止まらない。こんなことは3年前にブログを開設して以来、初めての経験である。
正直ビックリしたが、さすがに日にちの経過とともにアクセス数は減少し始めた。しかし、今もまだ平均を大きく上回る状態が続いている。一体どういう人達がアクセスしているのだろうか?
考えれば考えるほど、ネット空間というものは不可思議な世界である。少し不気味な気がしないでもない。
さて、我那覇と依田の醜悪な討論とは真逆の、辺野古新基地建設に関する真摯な動画をぜひご覧いただきたい。
北上田毅氏は元土木技術者で、その専門知識を活かして辺野古新基地の問題点を指摘し、建設は不可能であると訴え続けている。その最大の問題点は、大浦湾側の護岸真下に存在する軟弱地盤である。
これは北上田氏が中心になって、沖縄防衛局に対し、地質調査の資料公開を要請した結果、判明したものである。沖縄防衛局は当初、資料公開を渋った。軟弱地盤の存在が世に知れるのを恐れたのだ。しかし、1年が経過してやっと2年前に公開したのだった。
その資料を検証した北上田氏は驚愕する。なんと護岸周辺に軟弱地盤が広がり、海面下70メートルから90メートルの深さに達しているではないか。
資料を見た北上田氏は直感したに違いない。工事は不可能だ!なぜなら、海面下70メートルの軟弱地盤の地盤改良工事は世界的にも例がなく、ましてや90メートルとなると。
間もなくこの軟弱地盤の存在は、沖縄2紙が大々的に報道して多くの県民の知るところとなった。仲井真元知事が、公約を破って埋め立てを容認した時は、軟弱地盤の存在はまだ知られていなかった。沖縄防衛局が海底の地質調査をしたのはその後だからだ。
もしあの時、軟弱地盤の存在がわかっていたら、果たして仲井真元知事は容認しただろうか?間違いなくできなかったはずである。仲井真弘多と言えども、全県民を敵に回すほどの勇気はないだろう。大浦湾に広がる軟弱地盤の存在は、それほど致命的なのだ。
にも関わらず、沖縄防衛局は、そして政府は工事を続行するという。たとえ強がって継続するとしても、前代未聞の難工事となるのは必至であり、期間はさらに伸びて、いつ完成するか誰も予想できず、収拾がつかなくなるだろう。
そして期間の延長に伴い、工事費はさらに膨大に膨れ上がることだろう。休業で苦しむ国民に財政支出を渋る安倍政権は、米軍(占領軍)に対しては実に気前が良すぎるのだ。これこそ売国政治そのものではないか。
しかも巨額の税金を投入した挙句の果てに工事が頓挫したところで、米軍(占領軍)はなんら痛くも痒くもないのである。何故なら、辺野古基地ができなければ、あるいは完成したところで欠陥施設と認定されれば、普天間飛行場を使い続ける立派な口実になるからである。
近未来のブラックジョークとして十分にあり得るシナリオである。大浦湾の神殺し、安倍政権に祟りあれ!
推奨サイト