沖縄よ! 群星むりぶし日記

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戦後最悪の総理、安倍晋三よ、さらば!

「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」

安倍首相は、2015年2月25日、加計考太郎理事長との面談でそう述べた。愛媛県が新たに公表した文書の記述内容が事実なら、安倍首相は、国会で一年以上も嘘を貫き通したことになる。なぜなら彼は加計学園獣医学部新設の申請を知ったのは、2017年1月20日だと繰り返し国会で答弁してきたからである。

恐らく愛媛県の文書に嘘はないだろう。そもそも嘘文書を作成する特別な理由が、愛媛県側にあるはずはないからだ。愛媛県の文書には、次のような記述もある。

「柳瀬首相秘書官と加計学園の協議日程について、(2月25日の学園理事長と総理の面会を受け、同秘書官から資料提出の指示あり)。(学園)3月24日(火)で最終調整中である」

柳瀬首相秘書官は、先の国会証人喚問で加計学園関係者とは3回面談したが、その件について安倍首相に報告したことは一度もない、と証言していた。しかし、柳瀬氏の証言も、愛媛県文書で嘘の可能性が決定的になった。

この文書が公表された後の記者会見で、安倍首相は面談の事実自体を否定した。当日の内閣の首相動向記録を調べた結果、面談の記録がなかったことを根拠にしたようだ。本人が否定した以上は、国会で追及されることになるが、これだけ決定的な文書が公表されたからには、もはや真実から逃れることは不可能だろう。嘘をついているのは愛媛県側か、それとも安倍首相か?

今回の文書が出るまでは、加計学園問題は疑惑を残したまま、闇の彼方に消えていくかもしれない、と諦めに近い割り切れない感情を持つ国民も多かったのではないか。それほど安倍晋三はしぶとく、野党の追及の弱さも手伝って、国会での綱渡りは成功したかに見えた。安倍内閣の支持率が各種世論調査で、少しづつ上昇に転じてきたからである。与党は安堵したことだろう。なによりも安倍首相自身、内心笑いが止まらなかったに違いない。

「やっぱり、俺はついている。選挙は連戦連勝だし、お陰で俺に刃向かう奴は与党内には誰一人いない。官僚は全員、俺を忖度して怯えている。今の調子だと加計学園問題もやがて終了する。よしっ、このまま突っ走ろう!人々の記憶から消えた頃合いを見て、加計考太郎と祝宴会だ!」

ところで、事実は小説よりも奇なり。映画「太陽がいっぱい」の最後の場面。地中海の底に沈んだ筈の遺体がロープに引き摺られて姿を現わす。完全犯罪と人の運は紙一重だ。どれほど嘘をつく才能があっても、最後の詰めを完璧にするのは至難の技だ。ほんのわずかな綻びが全てをご和算にする。

「三年前の2月25日、加計考太郎と面談したことがバレるとやばいことになる。俺の政治生命に決定的な打撃を与えかねない。だからどうしても、あの日の面談だけは無かったことにしなければならない。あの面談はこの世に存在してはならないのだ。」

しかし、闇に消えた筈の遺体(愛媛県文書)がロープに引き摺られて姿を現した。

加計学園獣医学部新設が申請された期間中、安倍首相と加計考太郎氏は何度もゴルフや会食をしている。と言うことはつまり、2月25日の面談の事実が立証されれば、賄賂罪絡みの刑事事件に発展する可能性さへでてきたということである。

安倍首相の不誠実な対応のおかげで、一年以上も続いた加計学園問題もいよいよ最終局面にさしかかってきた。これから国会は侃侃諤諤、野党の追及で大いに荒れる事だろう。稀代の嘘つき安倍晋三がどのような手品を見せてくれるか、大いに楽しみだが、ここに至っては頼るべき手段も道具もたいして残っていないのではないか。ただ気がかりなのは、野党の追及力である。是非、嘘つき総理に最後のとどめを刺してもらいたい。

安倍の次を狙う禿鷹どもは既に、屍の匂いを嗅ぎつけて蠢き始めている。売国奴政党・自民党の誰が総理になろうと、この国は衰退する一方ではあるが・・・。外交も国防も米国に追随・従属する国策を変えない限り、日本の衰退を避けることはできない。

絶望的政治状況は相変わらずだとしても、安倍晋三という不誠実で頭の悪い、お坊ちゃん政治家が表舞台から姿を消すだけでも、多少の清涼感は得られる。それだけでも神様に感謝すべきだろう。

戦後最悪の総理、安倍晋三よ、さらば!そして多くの似非保守、安倍シンパよ、さらば!