沖縄よ! 群星むりぶし日記

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依田啓示を擁護した水島総に内在する論理的矛盾

今日の「狼魔人日記」を読むと、水島氏依田啓示の傷害事件を事前に知っていたにも関わらず、依田の県議選立候補を応援したという。事実なら大変なことである。

世間一般の常識人には理解困難な神経の持ち主に違いない。あるいは水島氏と依田との間には、第三者に知られたくない密約のようなものがあるのかも知れない。

基地反対派のせいでカナンファームが経営破綻したと巧妙な嘘をつき、「沖縄の声」で窮状を訴えて全国から集めた支援金がなんと1600万円超!

ところが不思議なことに、この大金の使途が不透明らしい。水島氏が依田を擁護する裏に、この大金が絡んでいる可能性も十分に考えられる。勿論、あくまでもぼくの勝手な想像である。しかし、水島氏の不可解な行動が、ぼくの想像力を掻き立てるのだ。

さて、水島総とはいったいどのような人物なのだろうか?

チャンネル桜の社長であることは、多くの人がご存知だろう。沖縄と北海道に支局を構えるほどの強力な保守運動指導者の一人である。

毎週一回のペースで配信される討論番組には、西尾幹二西部邁(故人)、小堀圭一郎、他多数の日本の保守思想を代表する面々が登場し、保守層に強い影響を与えている。

最近はあまり見ないが、西部氏が健在で、西尾氏が健康を維持されていた頃はよく見ていた。深い歴史的知性に裏打ちされた両氏の健全な保守思想には大いに学ぶところがあった。そして鬼才・佐藤健志、天才・三橋貴明両氏からも大いに学んできた。

おかげで、チャンネル桜の討論番組は、自分の思想を整理するのに大いに役立ったのは確かである。軽薄なネトウヨ連中が入る隙のない硬質な保守思想。大いに刺激になった。

水島氏はこの討論番組の司会者を務めてきた。名司会役と言えるかも知れない。しかし、あえて誤解を恐れずに言う。単にそれだけの人物である。

水島氏には人に影響を与えるような思想はない。単なる保守運動家に過ぎない。少なくともぼくは、彼から思想的な影響を受けたことはない。ただし、その運動には共鳴するところが多い。

中国共産党の人権弾圧批判、安倍売国政権批判、消費税ゼロ、積極的財政出動、等。全部賛成である。しかし、次の点は納得できない。

水島氏は東京では自主防衛論者だ。米軍(占領軍)支配を否定し、自衛隊を国軍に引き上げて自主防衛路線に国策を転換する。ここまでは良い。ぼくも同意する。

しかしだ、彼は沖縄に来ると何故か米軍(占領軍)容認派に豹変するのである。今年はコロナ禍で来なかったようだが、例年、仲間を引き連れて来沖すると、辺野古へ向かい、全員が巨大な日の丸を持って、基地反対派に対して、左翼活動をやめよと説教して帰るのである!

辺野古新基地建設に反対することがなぜ左翼活動なのだ。俺は左翼なんかじゃないよ。それでも週に一度のスケジュールで3ヶ月間、工事用ゲート前で座り込みに参加したことがある。

3年前の夏場のことである。日に2、3度機動隊にゴボウ抜きにされるという屈辱に耐えてきた。恥ずかしながら、わずか3ヶ月で挫折した。以後一度も参加していない。

この行動がよしんば、水島氏の言うように左翼活動だとしよう。それで一体何がいけないと言うのだろうか?

米軍(占領軍)基地を新たに作る恥ずべき政府の政策に抗議してなぜ悪いのか?むしろこれこそ国土を保守するための保守運動ではないのか。

水島氏は、東京と沖縄では発言が異なる二面性を持つ。だからぼくは水島氏のような人間を信用しないのだ。言うこととやることが東京と沖縄で一致しないのだ。

この水島氏に内在する論理的矛盾が、今回の依田擁護に深く繋がっているように思われて仕方ないのだ。水島氏と依田啓示の関係性にはまだ謎の部分が残っている。

日にちの経過と共に次第に明らかとなるに違いない。この件について情報の明るい「狼魔人日記」に期待したい。

最後に一言。沖縄の歴史と実情に疎い水島氏よ、沖縄をこれ以上弄ぶな!

 

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