子供を守ろう
昨日、期日前投票を済ませた。
選挙区は、辺野古新基地建設に反対しているタカラ鉄美に入れた。
ところで、あと5日しかない選挙戦の情勢はというと、「れいわ新選組」にとって非常に厳しいものがあるようだ。時事通信の記事から・・
時事通信の予測だと「れいわ新選組」は僅か一議席だけである。この予測が正確なら、当選者は比例特定枠第一位のふなごやすひこ氏(あるいは東京選挙区の野原ヨシマサ氏)だけということになりかねない。
山本太郎は落選!?
ぼくは全員当選してもらいたいと願っているが、あくまでも選挙に素人の希望的観測にしか過ぎず、プロの分析を感情的に否定するのは、悔しいけど、ほとんど意味がない。
現実は冷酷で厳しいということなのだろう。しかし、あと5日ある。
山本太郎代表はじめ、全候補者と全スタッフ、そしてボランティアの方々が最後まで諦めなければ、予想以上に票数が伸びる可能性だってあり得る。ふなごやすひこ氏、木村英子さん、山本太郎代表プラスアルファを目指して最終日まで頑張ってもらいたい。
さて、当事者として個性の強い「れいわ新選組」の立候補者の中で、特にぼくの心を捉えて離さない人がいる。
やすとみ歩(あゆみ)さんだ。
ぼくがやすとみ歩さんを初めて見たのは、立候補予定者としての記者会見の時だった。その時、女性装の立候補予定者は次のように語った。
「子供を守ることを政治の原則とすべき」「人間が生きる目的は子供を守ることです」
「アリだって蜂だって、生きる目的は子供を守ることです」
これらの言葉を聞いた時、ぼくの体全体が大きく揺り動くのを感じた。言葉はシンプルだが、意味するところは深い。心の底にずっしりと落ちてくる。
以来、この人の言動に注目してきた。多くの動画を見た。『満州暴走隠された構造』角川新書も購入した。100ページほど読み進めているが、知性の質の高さを感じる。
安冨ファンのひとりになりそうな予感。
力強い言葉にして明晰。やすとみ歩さんの話は聞く人を魅了してやまない。言葉は平易だが意味するところは深く、味わい深い。
その思想は、現代文明が直面する危機に対する警鐘である。と同時に愚かな猿に他ならない我々人間がどうすべきかに対する解答でもある。
ぼくはやすとみ歩さんのおかげで、国防に対する持論を修正しなければならないだろうと考えはじめている。
憲法9条を改正して自衛隊を国軍に格上げし、自主防衛、核武装を果たす。日本を取り巻く核武装国家(中国、ロシア、北朝鮮、米国)の脅威に対峙するためにはそうせざるを得ないのだ、というのがぼくの国防論である。
しかし、軍事をどんなに強調しても、現代文明が直面する深刻な危機を解決することは不可能であることも事実だ。
不可能であるだけではない。ますます危機的状況を強めるだけにしかならないだろう。
軍事を強調する政治指導層、軍産複合体を構成するグローバリスト。彼らと違う次元で一人一人が、手を結び合う。恐怖から生まれる軍事ではなく、信頼に基づいた関係を一人一人が構築していく。
「外国のすべての国の子供たちに手を差し伸べる国になった時、誰がこの国を攻めるというのでしょうか」
ぼくの国防論は、各国の指導層のパワーゲームに乗っかっただけの論理にしか過ぎなかったのだ。ぼくの国防論を粉砕してくれたやすとみ歩さんに感謝しなければならない。
そして、やすとみ歩さんのような異能の人物を擁立した山本太郎氏の懐の深さに、改めて驚いている。
たとえ厳しい情勢であっても、こんな素敵な人材が集まっている「れいわ新選組」の全員当選を願わずにはいられない。
子供を守ろう!を世界の合言葉にしよう!