沖縄よ! 群星むりぶし日記

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歴史に学ぶということ

本日の琉球新報の論壇に那覇市の高校教諭(55歳)比嘉学氏が「若者と終戦の日」と題して、寄稿している。見過ごせない論考なので、反論しなければならない。比嘉氏は前段で、全国の18〜19歳の若者の14%が終戦の日敗戦の日であることを知らない、その一方で、長崎と広島に原爆が投下されたことを知っている者は99%だった、というNHKの調査結果を踏まえて次のように述べている。

「この差は看過できない。加害性は過小視し、被害性を過大視してきた戦中戦後世代の認識と教育の結果だとは言えまいか。「一億総懺悔」(東久邇宮内閣)とは言っても実は敗戦についての天皇への懺悔でしかなく、ドイツのように戦争責任や戦争犯罪にメスを入れることをしなかった、戦中戦後の日本人。戦争の最高責任者たる天皇の罪を裁くこともなく象徴として生き続けることを許した日本人。そのあり方は「理性的理解」を超えていると思う。辺見庸の「1937(イクミナ)」についての佐高信氏の書評(本紙15年12月20日)にある、皇軍が犯した南京虐殺のような戦争犯罪を過小評価して終わりにするような国が、どうして被害国に謝罪や反省の気持ちを持ちえようか。慰安婦問題然り。それもなしに「ここがすごい日本」のような自画自賛的番組がまかり通る日本の国と国民とは。加害性と被害性の正しい認識や、贖罪と自恃のバランス感覚を欠いていると思うのであり、その結果が先の調査結果に及んでいると思う。」

比嘉先生の担当教科はなんだろうか?日本史、もしくは世界史でないことを願う。もし歴史を教えているならば、生徒たちが気の毒であり、彼らの未来に悪い影響を与えることにならないか、非常に気になるところだ。歴史を語る時、肝要なことは偏見に捉われないことである。そして史実を多角度から観察して、真実を導き出すことである。残念なことに、比嘉先生の歴史解釈は、氏の論考を読む限り偏見に毒されている、と言わざるを得ない。比嘉先生、驚いてはいけないよ。まず第一に、大東亜戦争における天皇の罪は全く存在しない。何故なら明治憲法立憲君主制であり、天皇は、内閣が決定した政策に対し、ご見解を述べられることはあっても、拒否する権限はなかった。勿論、自らの見解を強制する権限も持っていなかった。あくまでも立憲君主制における天皇としての規定を忠実に守ったのであり、大日本帝国は名前こそ時代性を帯びて勇ましいが、君主の意向で全てが決定される絶対君主制ではなかったのである。そんな天皇のどこに罪を認めることができるというのだろうか?そして、そもそも一体誰に天皇の罪を裁く権限があるというのだろうか?天皇どころか、東條英機をはじめとする当時の日本の指導者を裁く権限を有する人間は世界のどこにも存在しないのだ。日本の指導者を裁いた東京裁判国際法違反の暗黒裁判であり、米国が仕掛けた茶番劇にすぎないことは、今では確たる歴史的真実として定着している。あえて言うなら、当時の日本の戦争指導者を裁く権利は誰にもなかった。但し、なぜ敗北したのか、その原因を追求する権利は、他の誰でもなく日本国民自身にあった。国民が主体となって時の指導者たちに対し、その敗因を追求して糾す姿勢こそ正常であり得た、というべきだろう。しかし、国際法違反の東京裁判は、彼らを情け容赦なく処刑してしまった。これは決して正常とは言えない。異常である。戦勝国は異常なことをいとも平然とやってのけたのである。我々日本人はこの歴史的屈辱を永遠に忘れてはならない。比嘉先生は我が国とドイツを対比してドイツの戦後処理を正当化しているが、これも大きな過ちである。ヒトラーナチスがやったユダヤ人虐殺のような民族皆殺し(ジェノサイド)を我が国は実行したことはない。南京虐殺があるではないか、と反論されそうだが、南京事件は南京城郭内に立て籠もる蒋介石軍との戦闘であって、ナチスの計画的ユダヤ人虐殺とは内容も性格も全く異なるものである。つまり、敵味方に分かれた軍人同士の戦いであり、戦死者のほとんどは軍人であった。戦闘に巻き込まれた民間人もいただろうが、虐殺は存在しなかった。中国共産党が、30万人の民間人の大虐殺があったと宣伝しているのは、物事をなんでも大げさに言わないと気が済まない中国人特有の性格の故であり、全くのプロパガンダで、大嘘である。現在の中国共産党の非常識な言動を見れば、誰でも納得できることではないか。30万人の民間人の大虐殺を裏付ける歴史的資料がない以上、南京大虐殺の仮説を単純に信じるわけにはいかない。歴史の真実を掴むためには、単細胞人間であってはならない。恐らく、比嘉先生のような単細胞的歴史観を持つ人は多数いるだろうと思う。その方々に言いたい。現代史を知りたければ、先ず手始めに100年前のアジアの状況がどうだったか、学び直して欲しい。当時、日本を除く全アジアが欧米諸国の植民地であった。誰も隠しようのないこの冷厳な歴史的事実から出発して、調査研究すれば、自ずと歴史的真実の姿が浮かび上がってくるだろう。その絶望的状況の中から、アジアを欧米諸国から解放するべく、1人日本だけが立ち上がったのだ。これから後のことは述べないことにする。比嘉先生への宿題としたい。最後に一言。比嘉先生よ、間違った歴史を生徒に教えてはいけない。未来ある彼らにとって大事なことはただ一つ、真実を教えることである。

 

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