沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

「西尾幹二のインターネット日録」を読もう

昨日のブログで、北方領土交渉についての感想を述べたが、「西尾幹二のインターネット日録」を覗いたら、ゲストエッセイとして勇馬眞次郎氏が「北方領土について」と題する本日付の論文を掲載されていることがわかった。

読んでみると、内容の深さに驚くと同時に、自分の浅学を思い知らされたのだが、アルハンゲルスキーという名前の人物の存在もこの論文で初めて知った。

勇馬氏はアルハンゲルスキーを次のように紹介している。「4島返還がロシアの神聖な義務である、と主張したV.A.アルハンゲルスキー(Valentin Akimovich Arkhangelsky)は何故かウイキペディアに登場せず生存しているかどうかも知れませんが、1928年生まれで作家、ジャーナリスト、イズベスチャ紙副編集長、イズベスチヤ紙別冊週刊ニェジェーリャ誌編集長、ウズベキスタン国会議員タシケント市長を歴任したソ連中枢の人物です。ロシア人としての良心に根差したこの勇気ある発言はかつてのソルジェニーツィンと共通します。ソルジェニーツインは、今では忘れられた作家ですが、20世紀ロシア文学の最高峰としてロシア文学史上トルストイドストエフスキーに匹敵する存在で、北方領土はずっと日本領だったと公言していました。」

昔、ソルジェニーツインの本を何冊か読んだことはあるが、彼が北方領土は日本領だったと公言していたとは、正直知らなかった。

ぼくはロシア文学は大好きで、ドストエフスキーの「罪と罰」、トルストイの「アンナカレリーナ」は英訳版で読むくらいに好きで、今は「War and Peace」を4分の一ほど読み終えたところである。ロシア文学はロシア語で味わいたいと思い、独学で着手したのだが、ロシア語は想像以上に難しく、さじを投げたままになっている。

そんなことはどうでも良いが、勇馬氏のこの論文は長いので、ぼくが下手に解説するよりも、多くの人に「西尾幹二のインターネット日録」に投稿されたこの素晴らしい論文を是非、読んでもらいたい。

そして勇馬氏が言及した本、アルハンゲルスキー著『プリンス近衛殺人事件』を先ほど早速amazonに注文した。日を改めて、この本の内容を紹介できればと思う。