本日発売予定の週刊文春は、木原誠二官房副長官(53)の妻の元夫が怪死した事件の記事を掲載しているらしい。13ページにわたる詳細な記事だという。
その概要をいち早く報じた文春オンラインによると、当時、事件を担当した刑事(佐藤氏、昨年退職)は、木原氏の妻を数日にわたり何時間も取り調べて、いよいよ佳境に入る頃、上から突然中止命令が下ったのだという。
佐藤氏の上司である佐和田立雄管理官(当時)のその時の言葉『明日で全て終わりだ」。
縦社会の警察では、上司の命令は絶対的であり、部下が刃向かうことは許されない。これで事件は沈静化すると思われたが、豈はからんや、疑惑を嗅ぎつけた文春取材班が動きはじめた。
取材の結果、週刊文春は、いわゆる「木原事件」を追求する記事を3週にわたって連載した。そして、ついにと言うべきか、当時、事件を担当した佐藤元刑事を取材して詳細な話を聞くことができた。その内容を中心にまとめたのが今回の13ページにも上る記事である。
果たして木原氏の妻の元夫の不審死は殺人だったのか、もしそうだとすれば、事件に関わった人物は誰々で、犯人は何者なのか?
早く記事を読みたいところだが、書店に問い合わせたら入荷は31日とのこと。沖縄は内地より4日ほど遅れるのだ。台風の進路次第では、もっと遅れることも懸念される。
いずれにせよ、この「木原事件」の問題点は、権力を握る人間たちが、自分達に都合の悪い事件(犯罪)を、権力の名において、強引に踏み潰すことができるのか、という一点にある。
勇気ある週刊文春のスタッフの皆さんには、権力に潰されずに徹底的に踏ん張ってもらいたい。