国家を「自作自演」する安倍内閣
声を大にして叫びたい。安倍政権は売国奴政治家の集団に他ならない、と。戦後73年が経過して今なお、占領軍に手も足も出ない政権を売国奴政権と呼ばずになんと呼ぶ。
4年前も今回も辺野古新基地に反対する知事が当選した事実を無視し続ける中央政府。彼らの視線は決して沖縄県民に向けられることはない。ビクビクしながらワシントンを見ている。
「わが国は米国と100パーセント共にある」と言ってのけた安倍首相。このように言える国家指導者は、世界広しと言えど、安倍晋三だけだろう。思慮に欠ける言葉は軽く罪深い。強者に臆病で弱者に威張ってみせる。国家の指導者として最も不適任者である。
「戦後レジームからの脱却」「日本を取り戻す」全て嘘である。実態は、戦後レジームの定着(占領軍の駐留永続化)、日本を外国資本(グローバリスト)に売り渡す、である。
安倍政権下で成立した安保法制、カジノ法案、種子法廃止、水道民営化、外国労働者受け入れ促進、これらがその証拠だ。
自衛隊は米軍の従属軍となり、日本人の財産は外国資本に売られ、日本人労働者は低賃金に押さえつけられる。
このような売国奴政治を実行する安倍政権が、沖縄の民意を考慮するはずがない。安倍晋三にとっての民主主義は彼に都合のいいものでなければならない。彼に反対する側に民主主義は存在しない。
対話で辺野古問題を解決したいと話した玉城デニー知事に対し、知事の顔を正面から見ないで、右脇下のテーブルに置かれたメモに目を落としたまま、これまで繰り返してきた同じ文句を述べるにとどめたのは、彼にとって都合のいい民主主義を実践したに過ぎない。
玉城デニー知事に対する侮辱は、沖縄県民に対する侮辱でもある。ことここまで至れば、我々も受けて立つだけだ。辺野古新基地は絶対に阻止する。あらゆる角度から検討して、満身創痍で欠陥だらけの辺野古新基地は建設不能の運命にある。
安倍政権といえども、期限付きの代理人に過ぎない。その自覚のない連中が暴走している。防衛省が国土交通省に助けを求める。身内同士の気持ち悪い馴れ合い!
玉城デニー知事は、これを「自作自演」と命名した。うまい、流石だ。
安全保障政策で国家が「自作自演」する時、危険水域に入る事態を我々は歴史で学んだ。先の大東亜戦争における大本営発表。国民を向かず「自作自演」で突き進んだ戦争。
無惨な結末で終わったのに、安倍政権にその反省は見られない。歴史に学ばない「自作自演」が待ち受けているのは、やはり無惨な結末でしかない。