沖縄よ! でぃぐぬ花日記

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欠陥施設・辺野古新基地になぜ安倍内閣は固執するのか?

安倍内閣が強行して進めている辺野古新基地は、明らかに欠陥施設であることが確実となった。新基地が欠陥施設だと指摘したのは、安倍内閣ではなく、あろうことか米政府側である。

沖縄県庁は『辺野古埋め立て承認撤回聴聞通知書』において、17年4月5日に公表された米会計検査院の米軍再編に関する報告書について次のように指摘している。

辺野古の代替施設が緊急発着する固定翼機にとって短すぎること  ② 国防総省は緊急発着する固定翼機のための長い滑走路を沖縄において特定し、日本政府に提示する可能性があること  ③ この運用上の欠陥を解決しなければ、運用能力の維持という課題に直面し、それを維持するために更に高いコストがかかる可能性がある

辺野古新基地が欠陥施設だと警鐘を鳴らしたのは米政府だけではない。海兵隊政治顧問として沖縄で働いていたエルドリッジ氏も、普天間飛行場移設問題に関わってきた当初からずっと、辺野古移設に異議を唱えて、辺野古新基地の欠陥をあらゆる面から指摘している。

彼はその著作『オキナワ論:在沖縄海兵隊元幹部の告白』にその経緯を詳しく書いている。エルドリッジ氏は、沖縄市にある建設会社が設計した「勝連構想」に惚れて、その実現のために奔走した。軍事専門家としての立場から考察して、「勝連構想」だけが文句なしに必要条件を満たしている、と彼は断言している。

海兵隊の幹部も彼の提案に賛意を示し、ペンタゴンの担当者も同調するがしかし、エルドリッジ氏は次のように書いている。

< (勝連構想は)かなり注目されましたが、ペンタゴンの言い分は、「この案が一番いいのは認めるが、日本政府から提案しない限りは無理だろう」というものです。さらに、「沖縄県が提案しない限り、日本政府はアメリカに打診して来ないだろう」とも言いました。確かに、それはアメリカ政府ではなく日本政府かあるいは沖縄県が言うべきことであり、アメリカ政府が表に出さなかったのは仕方のない判断だったと思います。(同書59頁)>

エルドリッジ氏が最大限に評価した「勝連構想」は正式に表に出ることはなく、その後埋没した。

< 私は海兵隊に入る前から辺野古の問題点については自分なりに考え、長年の調査でよく理解していました。それだけに心配で、だからこそ辺野古移設ではない勝連構想を発表した。(略)いずれにせよ、これだけは言っておきたいのは、当時の防衛庁が無理な嘘に嘘を塗り重ねてしまったということです。(同62頁)>

< 莫大なお金がかかる、作業が難しい、環境に影響がある、さらに造られる滑走路は短くて使えない。それでもなぜ辺野古だったのか?冷静に振り返っても、この決定は日米同盟の管理上の大失敗でした。その後の鳩山政権がなかったとしても、これは変わらない事実です。(同63頁)>

エルドリッジ氏は、あくまでも米軍の立場から考察している。当然といえば当然のことだが、しかし、米国人らしく、その思考方法は合理的だ。合理的考察をするエルドリッジ氏でさえも、辺野古新基地は欠陥施設だと太鼓判を押しているのだ。

今朝の琉球新報は、辺野古断層について報道している。以前から指摘されてはいたが、地質学の専門家から「極めて危険な活断層」と改めて指摘されると、辺野古移設を強引に進める安倍内閣と防衛局の杜撰、無責任さにやり場がないほど腹が立つ。

「極めて危険な活断層」だけではない。C護岸真下は「極めて危険な超軟弱地盤」だ。

昨夜、NHKノモンハン事件を特集していたが、上層部の判断の過ちが、いかに国家の存亡に悪影響を与えるか、我々は大いなる警告として受け止める必要があるだろう。国家を運営する上層部が間違った判断をすると、亡国の道に入り込む危険がある。

欠陥施設が明らかになった辺野古新基地であるのに、「辺野古が唯一」と繰り返す安倍内閣と防衛局こそ、紛れもなく「極めて危険な人間たち」だ。こんな連中に日本の国家運営を任せるわけにはいかない。ヒタヒタと押し寄せる亡国の足音が聞こえてくる。