沖縄よ! 群星むりぶし日記

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嗚呼、安倍内閣よ!

柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)が加計学園関係者と首相官邸で面会していたと国会答弁で認めることになったらしい。「 記憶の限りでは会っていない」と繰り返してきた答弁を事実上訂正することになるが、要するに嘘を突き通すことが不可能になったと言うに過ぎない。

ゴールデンウィーク明けに衆参両院予算委員会参考人としての答弁が予定されているらしい。森友学園加計学園防衛省日報問題などこれほど問題解決がこじれにこじれて引き伸ばされてきた原因は、安倍内閣の少数野党に対する傲慢な姿勢からきていると言わざるを得ない。

問題が発覚した時点で内閣が誠実に対応し、関係資料を全て公開して全ての関係者を国会招致していれば、僅か1、2ヶ月で解決できた案件のはずである。しかし、昨年の衆議院選挙を挟んで1年以上経過して、今なお問題が続いているというのは、安倍内閣の当事者意識の欠如と傲慢、不誠実で問題を解決する能力がない証拠ではないか。

昨年の「 国難突破解散」は一体なんだったのか?解散権を私物化した挙句、国難であるはずの北朝鮮核ミサイル問題が財務省の公文書捏造問題に豹変し、問題解決に今尚逡巡している。北朝鮮問題が南北統一の方向に向かい始めた今、安倍内閣の姿はあまりにも鈍くて醜い。

南北首脳会談が成功した後を受けて行われる予定の米朝首脳会談が仮に成功したら、安倍首相は一体どうするつもりだろうか? 流石に「対話のための対話は要らない」「最大限の圧力をかけ続ける」と馬鹿の一つ覚えみたいに言い続けるわけにはいかないだろう。

金正恩は、日朝会談を行う用意があると文在寅大統領に伝えたらしいが、この機会を最大限に生かす為の万全の対策を用意しているのかどうか。米国の庇護のもとにある弱っちい安倍首相の言い分を、果たして金正恩がまともに聞くだろうか。金正恩に軽くあしらわれる安倍晋三の哀れな姿が目に浮かぶようで、不安は尽きない。

国会で圧倒的議席数を占めてはいても、安倍政権はその不誠実が原因で四面楚歌そのものである。