沖縄よ! 群星むりぶし日記

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手登根は腹を切れ!産經新聞は高木桂一・那覇支局長を更迭せよ

産經新聞が自社記事の誤りを認め、記事を削除する謝罪文を掲載した。

どのような記事かと言うと、昨年12月9日に産経ニュースが、12月1日沖縄自動車道で発生した多重衝突事故で、事故に巻き込まれた海兵隊曹長が自らの危険を顧みずに、同じく事故に遭った日本人を車から救出したが、不運にも後続車にはねられて、意識不明の重体になった、という内容の記事である。

最初この記事を読んだ時、海兵隊曹長の勇気ある行動に感動し、1日も早い回復を祈ったものだ。

但し、記事全体に少々疑問を感じたのも事実だ。と言うのも、この記事を書いたのは高木桂一・那覇支局長だったからだ。この記者は沖縄ヘイトまがいの記事を書く人間として、ぼくは認識し用心していた。高木記者は記事の最後を次のような文章で締めている。

「遅ればせながらここで初めて伝えている記者自身も決して大きなことは言えないが、トルヒーヨさん(日本人を救出したとされる海兵隊曹長)の勇気ある行動は沖縄で報道に携わる人間なら決して看過できない事実である。「報道しない自由」を盾にこれからも無視を続けるようなら、メディア、報道機関を名乗る資格はない。日本人として恥だ。とまれ、トルヒーヨさんの一日も早い生還を祈りたい。」

この最後の文章は、海兵隊曹長の勇気ある行動を報道しない沖縄大手2紙を非難している。この文章を読んだ時、ぼくの心の中に疑念が生じた。タイムスも新報も事実を知りながら、敢えて報道しないのだろうか? あるいは高木記者の記事に誇張はないのだろうか?

気分が晴れないまま、日にちが過ぎていったが、1月30日、高木記者の記事を否定する琉球新報の記事がでた。在沖海兵隊を取材した結果、そのような事実はないとの回答を得たと言う。そして県警もそのような事実は確認できていない、と断定したと言う。

高木記者の報道から約2ヶ月弱、真実を明らかにする為にこれだけの日数をかけたのは、新報側としては、慎重の上にも慎重にならざるを得なかった事情があったに違いない、と読み取れる。それから1週間後、昨日の朝刊で遂に産經新聞は自社の非を認めて謝罪した。

しかし果たして、これで海兵隊曹長の日本人救出問題は、最終かつ不可逆的に終止符が打たれたのだろうか? そうだ、とは言えないだろう。大きな問題が残っているのだ。このデマ記事製造に関わった人物達と、このデマ記事が起こした社会現象の異常さを指摘し、沖縄バッシングの震源地を炙り出さない限り、同じようなデマ記事が止む保証はないからだ。

ネット世界だけでなく、産經新聞、沖縄2紙を巻き込み、大きく社会的波紋を引き起こした今回のデマ記事の震源地はどこだ?

それは、手登根安則(沖ウヨ・デマゴン)、お前だよ‼︎

デマ製造常習犯・ボギー手登根(沖ウヨ・デマゴン)、お前が最初にデマを製造し、それをネタに反沖記者・高木桂一が手の込んだ記事を仕立てあげて産経ニュースで流した。産経ニュースはネット界ではメジャー媒体だから、たちまち社会現象となり、佐喜真宜野湾市長はじめ、多くの人間を動かして波紋を広げるという、メディアの恐ろしさを世間に見せつけた。

手登根安則(沖ウヨ・デマゴン)は、12月3日のフェイスブックに次のように書いている。

≪事故現場に遭遇した時、彼はそのまま素通り出来ただろう。しかし彼は車から降り、クラッシュした車の中にいた日本人を助け出した。その直後、後続車に轢かれ意識不明の重体になっている。その事故のことを沖縄の新聞がどう書いたか。危険極まる高速道路上で怪我人を救助しようとしたことは一言も書いてありません。彼がアメリカ海兵隊員だからか?沖縄はいつからこんなに冷たい島になった?≫

このフェイスブックには、事故現場の写真と、トルヒーヨさんと思われる顔写真と、彼がベッドに横たわって治療を受ける痛々しい写真が添付されている。実に手の込んだデマ作品だ。これだけでは飽き足らずデマゴンは、6日さらに次のような文を追加する。

≪アメリカ本国では身を挺して他人の命を救った者はヒーローとして称賛されます。先日の事故のアメリカでの報道。しかし、命を助けられた沖縄側の報道はどうだっただろうか。まるでアメリカ人が加害者のような書き方をしてやいなかったか?記事を書いたタイムス社の記者よ、あなたに心はあるのか?わが身を挺してけが人を救ったヒーローにあなたの行なった仕打ちはもう全世界へと拡散される。反基地という薄汚い思想を県民に広めるためにヒーローをヒールに仕立て上げたことが最低だよ。≫

そしてこのフェイスブックにも写真が添付されている。トルヒーヨさんらしき人物が軍服に身を包み女性が寄り添う写真だが、英文が付いている。Marine in coma after crash victim in Japan.(日本での自動車事故後意識不明の海兵隊員)これまた実に手の込んだデマ作品だ。

このデマ作品に高木記者が早速飛びついた。高木と手登根は同じ穴の狢、ツーカーの間柄である。高木は手登根宛次のようにツイートしている。≪ネットの産経ニュースには本日18時の掲載でした。失礼しました。紙の産経新聞にも後日、コンパクト版が掲載される見通しです。≫

沖ウヨデマゴン(手登根安則)がまず事実をネタにデマ作品に仕上げ、高木記者が現場の取材を省略して、デマゴンのデマ作品を参考にした手の込んだデマ記事をこしらえて、産経ニュースに流し込む。

なんと見事な両者の連携プレーだろうか。しかし、スポーツと違いこの二人の連携プレーは社会に害悪を撒き散らすだけだ。

このデマ記事は各方面に拡散して、滑稽にも佐喜真宜野湾市長がコロリと騙された。市長がこのような悪質なデマ記事に騙されるなんて、市長としての適性があるかどうか問題だが、佐喜真氏は同市在住の富原夕貴なる女性の呼びかけに応じて、トルヒーヨさんの回復を祈るメッセージをTシャツに書くイベントに出席したのである。もはや笑うしかないが、これだけではない。

チャンネル桜が盛んに購読を喧伝する八重山日報が、救助されたとされる男性がトルヒーヨさんに感謝しているという記事を掲載したのだ! しかし、この男性は救助されてはいないと証言している!

いやはやなんとも、これだけの劣悪低級芝居を見せられると、さすがに厭世気分に満たされて、身の処し方に困惑するのみだが、言いたい結論はただひとつ。

手登根安則と高木桂一が起こした今回のデマ事件は、社会に大きな悪影響を及ぼしたことを考えると、その罪は深刻なものがある。デマを最初に流した手登根安則は、その責任を取って直ちに腹を切れ!

彼のデマを悪用し、手の込んだデマ記事に仕立てあげて産経ニュースに掲載した高木桂一に対しては、産經新聞は責任をとって、高木を那覇支局長から解任し、沖縄以外の地方へ更迭せよ!

『Osprey Fuan Club うようよ対策課』を是非ご覧いただきたい。今回のデマ事件の顛末が、時系列で詳細に分かりやすく解析されていて、非常に読み応えがある。