沖縄よ! でぃぐぬ花日記

祖国は日本。郷土は沖縄。日本国を愛し、沖縄を愛する者として、発信していきます。

嗚呼、背筋が凍りつく安倍外交の危険性

日米が9月26日に合意した貿易協定は「物品貿易協定」(TAG)であるとの政府説明は全くの嘘であることが、多くの評論家の指摘で明らかとなった。

中でも佐藤健志氏の解説は明快かつ詳細で説得力があった。Front Japanという番組で佐藤氏は英語正文とふたつの訳文を取り上げて比較検討し、日本政府訳がいかにデタラメか指摘してみせた。

そもそも日米二国間で合意した共同声明の正文が英語のみと言うこと自体信じ難いことだが、まずは英語正文と日本政府訳、アメリカ大使館訳を比較検討して頂きたい。(ついでに佐藤氏の名訳も併記した。)

2018年9月26日の日米共同声明 英語正文

第三項

The United States and Japan will enter into negotiations, following the completion of necessary domestic procedures, for a United States-Japan Trade Agreement on goods, as well as on other key areas including services, that can produce early achievements.

第四項

The United States and Japan also intend to have negotiations on other trade and investment items following the completion of the discussions of the agreement mentioned above.

日本政府訳(注:仮訳。つまり正文ではない)

第三項

日米両国は、所要の国内調整を経たのちに、日米物品貿易協定(TAG)について、また、他の重要な分野(サービスを含む)で早期に結果を生じ得るものについても、交渉を開始する。

第四項

日米両国はまた、上記の協定の議論の完了の後に、他の貿易・投資の事項についても交渉を行うこととする。

在日アメリカ大使館・領事館サイト訳(仮訳)

第三項

米国と日本は、必要な国内手続きが完了した後、早期に成果が生じる可能性のある物品、またサービスを含むその他重要分野における日米貿易協定の交渉を開始する。

第四項

米国と日本はまた、上記協定の議論が完了した後、貿易および投資に関する他の項目についても交渉を開始する。

佐藤健志

第三項

アメリカ合衆国と日本は、必要な国内手続きをすませたうえで、日米貿易協定の交渉に入る。この協定の対象は、物品、およびサービスを含めた他の重要分野で、早期の妥結が見込めるものとする。

第四項

日米は、前項に記した協定(物品と、サービスを含めた他の重要分野で、早期の妥結が見込めそうな事柄に関するもの)の交渉がすんだあと、貿易や投資に関するそれ以外の事柄についても交渉を開始する意向である。

さて如何であろうか。多少英語の読解力のある人なら、日本政府訳がいかにデタラメで杜撰な訳であるか、すぐにわかるだろう。

なぜこのような誤訳を敢えてしたのか。政府の意図ははっきりしている。包括的自由貿易協定(FTA)ではなく限定的な貿易協定(TAG)とすることで国内世論を抑えるためである。

米国とFTAを結ぶとなれば、畜産農家の反発は必至である。貴重な票田を失うことになる。だから英語正文には表記されていないTAGなる言葉を編み出して「物品貿易協定」という小賢しい訳語を当てたのである。

安倍首相自身「これまで日本が結んできた包括的なFTAとは、全く異なる」と述べた。安倍首相が嘘をついていると分かっても、今の官僚に首相を諌める骨のある奴は一人もいない。

だから、親分に最大限忖度して、目の当てられないような誤訳を平気でやってみせる。もはや我が国には本気で国益を守る政治家も官僚も存在しない。みんな保身のために汲々しているだけだ。

世界を140ヶ国以上回ったと言って自慢しているが、質が伴わなければ、それこそ税金の無駄使いではないか。安倍首相の外交は、ただの見栄っ張りで税金の浪費に過ぎず、国益のためにならないばかりか、日本国を亡国へと追いつめる危険性すら孕んでいる。

安倍晋三は、戦後最悪のおぼっちゃん総理であることは間違いない。嗚呼、背筋が凍りつく!

 

多くの県民から憎まれ嫌われる菅義偉

「嘘をつけ!」「帰れ!」

止むに止まれず発せられた怒りの声。厳粛な場においては誰でも静かでいたいと願うのは人情だろう。しかし、菅義偉官房長官の心無い言葉に対して、一般参列者が抗議の声を投げ返したのは当然である。繰り返される侮辱に耐える必要はさらさらない。

故翁長前知事にあれだけ強い圧力をかけ続けた官邸の権力者が、これまでの発言と寸分違わぬ言葉を、あろうことか故人の死を悼む場所で、平然と述べる無神経には、ただ恐れ入るばかりだ。

ぼくがあの場にいたら、間違いなく大声で抗議の声を投げつけただろう。「菅義偉、もう沖縄に来るな、今すぐ政治家をやめろ!」と。

安倍首相の弔辞の代読とはいえ、首相と官房長官は一心同体も同然だ。首相の弔辞は官房長官の弔辞でもある。二人揃って県民の心を逆なでするような言葉を平気で使う無神経で傲慢な姿勢。

「(略)翁長前知事は、沖縄に基地が集中する状況を打開しなければならないという強い意志を持っていた。沖縄県に大きな負担を担っていただいている現状は、到底是認できるものではない。何としても変え、政府としてもできることは全て行う。目に見える形で実現するという方針の下、基地負担軽減に向けて一つ一つ確実に結果を出していく決意だ。これからも県民の気持ちに寄り添いながら沖縄の振興、発展のために全力を尽くす。」

安倍首相の弔辞は、故翁長前知事を遺影の前で再度侮辱しただけではない。故翁長前知事の意思を受け継ぐと約束した玉城デニー新知事をも同時に侮辱したのだ。

翁長氏が四年前、相手候補に十万票の大差をつけて圧勝したにもかかわらず、四ヶ月も面会しないという屈辱を味合わせた時から、玉城デニー氏が県知事選史上最高得票を獲得した現在に至るまで、安倍官邸の沖縄蔑視政策は少しも変わっていないのだ。

官房長官が代読した安倍首相の弔辞はそのことをはっきり示している。何度も繰り返される「県民の気持ちに寄り添う」という言葉。これが大噓であるのは沖縄県民なら誰でも知っている。

「県民の気持ちに寄り添い」ながら、多くの県民が反対する辺野古新基地建設に対して圧力をかけて工事を強行する。一体世界のどこに、この論理の矛盾が理解できる人間がいると言うのだ。はっきり説明してみろ、安倍晋三菅義偉

平気で大嘘をつく官邸と官僚達。この連中が政権を握っている限り、日本が真の独立国家になるのは夢のまた夢にすぎない。売国奴安倍晋三菅義偉、直ちに政治家を辞めろ!

 

芸術のテロリスト・バンクシー讃歌

心地よい秋風を感じる今日この頃だが、自分の知識がいかに貧しいかを思い知らされるようなニュースが飛び込んできた。

オークションで約一億五千五百万円で落札された絵画が、その直後額の中をずり落ちて、その下半分が、額縁に仕込まれたシュレッダーによって、縦に細かく切り裂かれるという衝撃的事件。

作者はバンクシーという世界的に有名な路上芸術家で、シュレッダーを仕込んだのも彼の仕業らしい。ぼくはこのニュースではじめて彼の存在を知った。いかに自分が呑気な暮らしをしているか痛感している。と言うよりも、世界は想像を超えて広すぎるのだ、と言うべきか。

衝撃と痛快。この相反する感情を掻き立てたバンクシーなる人物とは、一体いかなる者なのだろうか?昨日来、この人物のことを調べ、いろいろ考えに耽っている。英国生まれだけは分かっているが、正体不明の謎の芸術家。

神出鬼没で世界中の壁に風刺画を描く。予め用意した厚紙を壁に当てて、スプレーを吹きかける手法であっという間に作品は完成するので、足が付くことはない。パレスチナイスラエルとの間に造られた高い壁に壁画を描いた時は、イスラエル兵に殺されかけたが、素早い行動で難を逃れたらしい。

彼が一人、アトリエで腰掛けている写真が、Sputnikに掲載されている。黒づくめの服装に身を包み、黒頭巾を頭からすっぽり被っているため、顔は全く見ることはできない。

行動する芸術家。孤独の叛逆者。

何が彼を叛逆的行動に駆り立てるのだろうか?その動機を知るためには、彼の作品を鑑賞するのが一番手っ取り早いだろう。シュレッダーにかけられる前の『Girl With Balloon』を観てみよう。

三、四歳くらいの女の子が、風で飛ばされた❤️型の赤い風船を見上げて、左手を差し伸べている。女の子はモノクロで描かれ、風船だけが赤色である。突風が吹いたのだろう、一瞬の隙を突かれて、女の子は風船を手放してしまった。それだけの構図だが、想像力の逞しい人は、この作品の前で釘付けになるに違いない。

赤い風船は女の子にとって大切なものだ。それが自然という思いもよらない力によって奪われてしまった。思わず左手を上げて掴もうとしても、無理である。背後から吹く突風はまだ勢いがあり、女の子はもう風船の紐を掴めないことをよく理解している。

手が届きそうな距離にありながら、どうすることもできない絶対的不可能性を示す距離感。大切なものを一瞬で失う時の心理。

人間にはどうすることもできない永遠の離別というものがある。取り戻すことが不可能ならば、潔く諦めるしかないのだろう。離別と諦念を固定化すること。

しかし、人間が生きている限り、物語が固定化することはあり得ない。作者・バンクシーは数年前に『Girl With Balloon』に精巧なシュレッダーを組み込んだ。その動画がある。

オークションの落札の鉦の音と同時に絵がずり落ちる。センサーが働いたのかどうかは分からない。そしてシュレッダーが与えられた任務を遂行する。実に鮮やかな手口だ。

問題は、なぜバンクシーはこのように手の込んだ叛逆的行動に出たかである。理由は、オークションに集まる大金持ちの連中を軽蔑していると表明するためだ。バンクシーは、並みの芸術家ではない。

彼の叛逆は同時に犯罪に重なる部分がある。それを覚悟の上で行動する。今の世界は馬鹿者ぞろいだ。特に大金持ちと権力者どもは、軽蔑すべき連中だ。彼らの傲慢さ、馬鹿さ加減を風刺することがなぜ悪い。俺は銃火器でテロをやるのではない。絵画を武器に観念のテロをやるのだ。

馬鹿な連中の頭と心に爆弾を仕掛けるのだ。

バンクシーの作品は、いわゆる単なる風刺画とは違う。巷に散乱する風刺画は後味の悪さが残るものだが、バンクシーのそれは見る人々を沈思黙考させる力がある。作者に深い思想的裏付けがなければ、出来ることではない。

実に偉そうな感想を述べてきたが、バンクシーのような天才が現代にいるおかげで、世の中楽しくなるというものだ。

どうぞこれからも馬鹿な世の中を覚醒させるような、ワクワクするような作品を描き続けて欲しい。そのためには、勿論、芸術を理解できない馬鹿な連中に逮捕されてはダメですぞ。

I ❤️ Banksy !

 

「誇りある豊かさ」の理念とは?

玉城デニー県政がいよいよスタートした。これからの県政を考える時、最も重要なキーワードのひとつが「誇りある豊かさ」だ。

故翁長知事が提唱し、デニー新知事が継承すると明言した「誇りある豊かさ」に込められた理念とはどのようなものだろうか?

デニー知事は、選挙戦の間、その意味についてわかりやすく説明してくれた。「誇り」とは、理不尽な米軍基地の過重な負担に反対して沖縄人の人権を守る。その運動は主に革新系が担ってきた。

一方、経済的「豊かさ」に主眼を置いたのは、保守系であった。沖縄の政治は、長い間、基地問題を重視するか、経済を重視するかで保守と革新の間で対立が繰り返されてきた。

しかし、沖縄人同士が基地か経済かで対立を繰り返すだけでは、沖縄の問題を真に解決することはできない。基地の過重負担を解消すると同時に、経済発展を目指すためには、保守と革新が手を結ぶ必要がある。故翁長知事は、長年温めてきた思いを四年前の知事選で実践することで模範を示した。

各政党間のイデオロギーは、腹八分、六分に抑えて、お互いが生来共有している沖縄アイデンティティで結集する。これが出来れば、基地問題と経済問題を同時に俎上に乗せることができる。保守と革新が一緒になって問題解決に当たることができる。小さな島沖縄だからこそできることであり、やらなければならないことでもある。

「誇りある豊かさ」の実現は決して夢物語ではない。時代がそこまできているのだ。あとは我々県民一人一人が自信と勇気を持って、玉城デニー新知事と共に力を合わせて前進すること。それに尽きる。

命(ぬち)かじり。命(ぬち)かじりですよ。

勝利の余韻がまだ抜けない。外を歩くと、気のせいとは思うが、人々の顔が晴れ晴れとした表情で明るく見える。大きな嵐が過ぎ去った後の安堵感のようにも感じられる。

人間の心というものは不思議なものだ。悲しい時は自分の周りの人々も景色も悲しく見えるが、嬉しい時は、周りの全てが明るく輝いて見える。何故そうなのか、心に問いかけても、答えは返ってこない。

玉城デニー候補の大勝利から四日目、勝敗の原因を自分なりにいろいろ考え、分析してみた。

玉城デニー候補

①故翁長前知事の辺野古新基地はどんなことがあっても阻止するという公約を、玉城デニー候補が継承すると明言したこと。

玉城デニー候補の演説の巧みさ素晴らしさ、県民目線に立った遊説行動、陽気な性格など、デニー自身から来る個人的魅力。

③行動を共にしたのは、呉屋会長、富川、謝花両副知事、翁長青年局長の現地スタッフ。

創価学会から造反者が出て、積極的に玉城デニー候補を応援した。

佐喜真候補

①佐喜真陣営の露骨な政権寄り。菅義偉三回、小泉進次郎三回、小池百合子石破茂の来沖は、逆効果をもたらしただけ。とりわけ多くの県民が嫌悪し憎む菅義偉の応援演説は、県民の神経を逆撫ですることが予想できたにも関わらず強行するという、信じられないような戦術の大人げなさ、無神経ぶり。

辺野古新基地の是非を問わないという、知事候補として無責任な態度に終始した。

③振興策の交付金を増額して、経済発展を図るという、古い政治手法に対する反発。

等々、勝敗を決定づけたと思われる主な要素を並べたが、これらの因子が複雑に絡み合って有権者の意識にどのような形で浸透し、投票するに到ったか、ということだと思う。

特に強調したいのは、ぼくもその一人である無党派層の七割が玉城デニー候補に投票した、という事実だろう。

有権者全体の五割近くは無党派層が占める。どの政党にも特定の組織にも属さない無党派層がどの候補に入れるかで勝敗は決まる、と言っても決して大げさではない。

佐喜真候補を自民党公明党、維新の会、希望の党が一緒になって推薦した。組織票だけを考えると、佐喜真候補の有利は動かないだろう。自民党公明党、維新の会が一体になった形を「勝利の方程式」と菅義偉は自慢したほどだ。

しかし結果は無党派層が「勝利の方程式」を、物の見事に打ち砕いたのだ。無党派層は決して政治に無関心ではない。既成政党に不満で、彼らから一定の距離を置いているだけだ。たいした争点のない小さな選挙には関心を示さないが、大きな問題を抱えた争点で争われる選挙になると積極的に投票行動に出る。

それを象徴するような例がある。橋下徹大阪府知事を辞職して大阪市長になるために戦った選挙である。あの時、橋下氏の政治基盤は大阪維新の会だけだった。相手は全国政政党。自民党公明党民主党共産党社民党、全ての国政政党を敵に回して選挙戦を挑んだのである。

組織票だけを見れば、誰が見ても象と蟻だろう。しかし、橋下氏は見事に勝利して、大阪市長になった。原因は、無党派層が動いて橋下徹に投票したからである。恐るべし無党派層

こう見てくると、菅義偉の「勝利の方程式」とは、実は軟弱地盤の上に立つ、状況次第でいつ崩壊してもおかしくない脆い建造物に過ぎないことがわかろうというものだ。真の「勝利の方程式」は誰が無党派層の心を掴むかにかかっている。

これは簡単なことではない。正確な状況判断と、有権者(特に無党派層)の本音はどこにあるのか、深く認識できる能力が試されるからだ。菅義偉は、その能力に欠けていた。名護市長選で勝利して、「勝利の方程式」が存在すると信じ込んでしまったのだ。方程式に納まるような人間なんてどこにも存在するはずはないのに。

そしてもうひとつ大事な点を指摘したい。人間を理解するうえで情念を軽く見てはいけない、ということである。人間は理性的動物ではあるが、理性ではどうしても説明できない感情・情念がある。

赤ちゃんの誕生を理性で喜ぶ人はいない。喜びは内部から自然に沸き起こってくる。この喜びはコミュニオン、共鳴だ。理性はコミュニケーション、便宜的道具に過ぎない。理性が高じると屁理屈になることもあるが、感情が屁理屈になることはないし、あり得ない。なぜならそれは直接自然そのものを反映するからである。

何が言いたいかというと、菅義偉の言う「勝利の方程式」なるものは所詮、軽薄な理性の産物に過ぎず、自然と繋がる人間の感情・情念とは相容れないということである。

菅義偉は、ウチナーンチュの情念がいかなるものか、深く考えたことがないのだろう。だから「勝利の方程式」などというふざけたオモチャを、こどものように振り回して自慢して見せたのだ。

先に今回の選挙の勝敗を決めた諸要因を述べたが、実はこのウチナーンチュの情念をどれだけ感じ取ることができたか、共鳴することができたかが、決定的な因子になったのではないかと強調したい。

22日に新都心公園で行われた「うまんちゅ大集会」で、故翁長知事の奥さん翁長樹子さんが演壇に立った。玉城デニー候補の名演説に続いての最後の登壇。樹子さんの言葉は、体全体からほとばしる魂の叫び、ウチナーンチュの情念そのものだった。聴衆は全員、樹子さんの言葉を理性で理解しようとしたのではない。心で感じ取り共鳴したのだ。

樹子さんの言葉に現れたウチナーンチュの情念を、冷酷な菅義偉は到底理解できないだろう。彼が敗北した主たる原因の一つがここにある。

翁長樹子(みきこ)

『泣かずにしゃべれる自信がありません。

翁長雄志の家内の樹子でございます。本当にたくさんの方に支えていただいて必死に頑張ったんですけど、8月8日に急逝いたしました。ひと月半になります。

正直、翁長が亡くなって、頭の中では理解しているつもりなのに、心がなかなか追いつきません。洗濯物をたたんでいる時だとか、ご飯を出しているときに突然、「あっ、そうだパパ」って顔をあげちゃうんですよね。

そしたら遺影の翁長がいつも笑っているの。「ばかだなあ君は」って言って。

翁長が恋しいです。あの笑顔がもう一度見たい。あの笑い声がもう一度聞きたい。でも、かなわないから。私は今回、本当は静かに皆さん県民一人ひとりの方が出す結論を待とうと思っていました。

ところが、日本政府の方のなさることが、あまりにもひどいから。たった140万の沖縄県民に、オールジャパンと称して政府の権力を全て行使して、私たち沖縄県民をまるで愚弄するように押しつぶそうとする。民意を押しつぶそうとする。何なんですか、これは。

こんなふうに出てくるというのは正直、とても躊躇はありました。でも、もう、何だか翁長が「もうみんなで頑張らないといけないから君も一緒になって頑張ってよ」と言ってくれたような気がして、今日はこの場に立っております。

この沖縄は、翁長が心の底から愛して、140万県民を本当に命がけで守ろうとした沖縄です。県民の心に1ミリも寄り添おうとしない相手の方には悪いけど、申し訳ないけど、私は譲りたくはありません。

うちの人の心を「オール沖縄の候補者」が継いでくれるんだと思ったら涙がとまりません。

残り1週間です。簡単には勝てない、それでも簡単には負けない。翁長が信じていた私たちウチナーンチュの心の中をすべてさらけ出してでも、マグマを噴き出させてでも、必ず勝利を勝ち取りましょう。

みなさん。頑張りましょうね。命(ぬち)かじり。命(ぬち)かじりですよ。頑張りましょうね。』

 

玉城デニー新知事、おめでとう!

八万余票の圧倒的勝利!嬉しい、正直嬉しい。今日はぼくの誕生日でもある。二重三重に嬉しい。

この喜びをどう表現して良いかわからない。昨日、八時の『せごどん』を見て後、九時から選挙速報を見るつもりでNHKをつけたら、『せごどん』は休みで代わりに台風24号の実況中継をすると言うので、チャンネルを変えたら玉城デニー候補当選確実のテロップが流れた。

えっ⁉︎ まだ8時を少し過ぎたばかりなのに、信じられない。複雑な嬉しさがこみあげたが、なんだか狐に包まれたような気分になり、他の民放に次々チャンネルを変えた。がしかし、同様のテロップは流れていない。

そうだ、ネットを見ることにしよう。まず沖縄タイムスを開いてみた。動画で開票生中継をやっている。やはり玉城デニー候補の当選確実を伝えていた。やった!おそらく勝利は間違いないのだろう。

大きな安堵感と喜びが全身を覆い尽くした。しかし、玉城事務所に陣取った面々はデニーはじめ、表情は穏やかだが、勝利を喜んでいる様子ではない。これは多分、当選確実を報道しているのは、QABだけなので、九時からはじまるNHKの開票結果を待っているために違いない、と思った。

ちょうど九時から始まったNHKの開票速報は、なかなか当選確実を伝えない。またまた複雑な気分になった。人間のやることは、マサカだらけだから、ひょっとすると嫌な結果になる可能性だってありうる。しかし、ぼくの心の中にはデニーが負けるはずがない、という確信に近いものがあった。

九時半過ぎ、やっと玉城デニー候補の当選確実をアナウンサーが伝えた。その瞬間、玉城事務所が喜びに沸いた。万歳コールがこだました。テレビを前にして、彼らと一緒にぼくも両手を上げて万歳コールを叫んだ。

そして拍手、拍手。玉城デニー、ほんとにおめでとう、そしてほんとにありがとう!

今回の勝利は、その性格からして沖縄の歴史に大きく刻印される金字塔となった。安倍政権はなりふり構わず人・物・金を惜しみなく投入した。これまでの選挙では想像できないほど、業界団体を締めに締め付けた。そのあまりにも酷い実態が故翁長前知事の妻、樹子さんの耳に入った。

樹子さんは選挙戦を最後まで静かに見守るつもりでいた。しかし、安倍政権のあまりにも理不尽な選挙のやり方が、まだ喪に服している樹子さんの心を引き裂き、魂に火をつけた。この抑えられない怒りの炎が、あの22日に開催された「うまんちゅ大集会」での多くのウチナーンチュの魂を揺さぶる訴えになったのだ。樹子さんの登壇は予定に入っていなかった。飛び入り参加だった。

玉城デニー候補の力強い名演説と、樹子さんの魂の叫びは、翁長前知事の涙雨の中で木霊しあい、聴衆は全員胸を熱くし、ウチナーンチュのアイデンティティを共有したのである。

ぼくは今回の選挙は本物と偽物の戦いであったと見る。

本物とは心の底から自然に湧き出てくるものであり、偽物とは他所からやってくるものである。玉城デニー候補の主張は、基地問題にせよ経済問題にせよ、対処する主人公は地元の人間である。ウチナーンチュのウチナーンチュによるウチナーンチュのための政治だ。対する佐喜真候補の主張は、安倍政権頼りの主体性の薄い政治だ。

両候補の違いは、選挙運動を見てもはっきりしていた。玉城候補は常に、ウチナーンチュのスタッフ、呉屋会長、謝花喜一郎、富川盛武両副知事、等と行動を共にした。

佐喜真候補は、小泉進次郎と三回、菅義偉と三回、同じ選挙カーで演説している。「希望の党」を「絶望の党」に変えた小池百合子東京都知事も佐喜真候補と一緒に登壇した。

本物と偽物。

内発的自主性こそ本物であり、内発的自主性を押さえつける外圧は偽物と言って良い。我々は、外からやってくる一見魅惑的なものに用心し警戒する必要がある。きらびやかな偽物に騙されてはならない。

玉城デニー候補を選択した県民は自らを誇って良い。何故なら本物を見失わなかったからだ。県民は、耳障りの良いことを言う佐喜真候補に騙されなかった。背後に外圧という巨大な偽物を嗅ぎ取ったからである。

この巨大な偽物は、今後益々牙を研ぎ澄まして、我々県民に襲いかかってくることだろう。その理由はただ一つ。メンツを丸潰しにされたこと。彼らの頭の中にあるのは、薄汚いプライドだけで決して国益を守るという高尚な理念があるわけではない。彼らの目は沖縄ではなく、ワシントンを向いている。

沖縄はこれから玉城デニー知事という、誠実で茶目っ気たっぷりの、傑出した愛すべき政治家と共に、巨大な偽物と闘わなければならない。「誇りある豊かな沖縄」を目指して、明るく希望に満ちた道のりを、玉城知事と共に確実に歩む限り、何も恐れることはない。

沖縄が政治においても、経済においても日本のフロントランナーとなる日は近づいている。それをたしかなものにするために、玉城デニー新知事を支え、協力する。

さて今宵は、喜びの泡盛を浴びるほど飲んで、玉城デニー新知事と一緒にかちゃーしいを踊る夢でも見るか。

うちなーんちゅ、まきてーないびらんどお!

 

沖縄が燃えた日‼️

玉城デニー新知事誕生!

これより沖縄は新時代に突入する。翁長前知事が提唱し、玉城新知事が継承する「誇りある豊かな沖縄」を目指して沖縄が船出する。占領軍の駐留を縮小させ、政府の交付金(税金)に頼らない自立型経済を確立して沖縄を豊かにし、県民の所得を増やして貧困問題を解消していく。

玉城新知事の公約に、我々県民一人一人が当事者の自覚を持って協力しよう。玉城新知事とともに「誇りある豊かな沖縄」を築いていこう!

ウチナーンチュ、マキテーナイビランドー‼️